ストックフォトで稼ぐカメラ設定の基本|ISO感度と絞りの完全ガイド

当ページのリンクには広告が含まれています。

ストックフォトで稼ぐためのカメラ設定は、ISO感度を400以下に抑え、絞り(F値)を被写体に応じてF2.8からF11の範囲で調整することが基本となります。これらの設定を適切に行うことで、審査に通りやすく購入されやすい高品質な写真を撮影できるようになります。

近年、副業としてストックフォトに挑戦する人が増えていますが、審査基準は年々厳しくなっており、基本的なカメラ設定の知識なしでは収益を上げることが難しくなっています。特にISO感度の設定が不適切でノイズが多い写真は、審査落ちの最大の原因となっているため、ISO感度と絞りの正しい理解は収益化への第一歩といえます。この記事では、ストックフォトで収益を最大化するために必要なカメラ設定の基礎から応用まで、実践的なテクニックを詳しく解説していきます。

目次

ストックフォトとは何か

ストックフォトとは、あらかじめ撮影された写真や画像を、企業や個人がWebサイト、広告、出版物などに使用するためにライセンス購入できるサービスのことです。写真を撮影するクリエイターは、ストックフォトサイトに作品を登録し、ダウンロードされるたびに報酬を得ることができる仕組みになっています。

ストックフォト市場は2024年から2025年にかけて大きな変化を迎えました。AI技術の普及により画像生成が容易になった一方で、実写写真の価値はむしろ高まっており、「本物」「自然」「リアル」な表現への需要が急速に拡大しています。これは、AI生成画像では表現しきれない人間らしさや自然な雰囲気を求める購入者が増えているためです。

ストックフォトで写真を販売するためには、各サイトの審査を通過する必要があります。審査では、技術的な品質としてピント、ノイズ、露出などがチェックされ、商業的価値として使いやすさや需要が評価され、さらに権利関係として商標や肖像権なども確認されます。特に技術面では、ISO感度の設定が不適切でノイズが多い写真が最も審査落ちしやすい原因の一つとなっています。

露出の三角形を理解してカメラ設定をマスターする

写真撮影において適切な明るさ(露出)を得るためには、露出の三角形と呼ばれる3つの要素のバランスを理解する必要があります。露出の三角形は、ISO感度、絞り(F値)、シャッタースピードの3つで構成されており、これらの設定を適切に組み合わせることでストックフォトに適した高品質な写真が撮影できます。

露出の三角形の基本概念

写真の明るさは、センサーに届く光の量と、センサーがその光をどれだけ増幅するかで決まります。3つの要素はそれぞれ独立していながらも相互に関連しており、一つを変更すると他の要素で補正する必要があります。

ISO感度は、カメラのイメージセンサーが光を捉える感度を表す数値です。数値が大きいほど、受光した光信号が増幅され、暗い環境でも明るめの写真を撮影できます。ISO100を基準として数値が2倍になることを「1段上がる」といい、感度も2倍になります。

絞り(F値)は、レンズの開口部の大きさを表します。F値が小さいほどレンズの開口部が大きくなり、多くの光がセンサーに入ります。逆にF値が大きいほど開口部が小さくなり、光の量が減少します。

シャッタースピードは、センサーが光にさらされる時間を表します。シャッタースピードが速いほど取り込む光の量は少なくなり、遅いほど多くの光を取り込むことができます。

3要素のバランスの取り方

例えば、背景をぼかしたポートレート写真を撮りたい場合、絞りを開けて(F値を小さくして)被写界深度を浅くします。しかし、絞りを開けると光の量が増えるため、シャッタースピードを速くするか、ISO感度を下げることで適正露出を保つ必要があります。

F値が小さい状態では、多くの光がセンサーに入るために光の量は多くなります。これにより、シャッタースピードを速くすること、ISO感度を低い設定にすることが可能です。この組み合わせには、手ブレを抑え、画像のノイズを小さくする効果があります。

ストックフォトにおいては、ノイズの少ないクリアな画像が求められるため、可能な限りISO感度を低く保ちながら、適切な絞りとシャッタースピードを選択することが重要です。

ISO感度の設定と目安

ISO感度とは

ISO感度(アイエスオー感度、イソ感度)とは、カメラのイメージセンサーが光を捉える感度を表す数値です。ISO感度を上げることで暗い場所でも明るい写真が撮れますが、その代償としてノイズ(画像のザラつき)が発生します。

ストックフォト撮影においては、このノイズが最大の敵となります。「画像が鮮明ではありません」という理由で審査落ちする最大の原因がノイズであり、ISO感度を高くするとノイズと呼ばれるざらつきが出やすくなります。

ストックフォトに適したISO設定

ストックフォトの審査に通過するためには、ISO感度は400以下が基本となります。最新の一眼レフカメラであればISO800でも問題なく、場合によってはISO2500でも合格することがありますが、安全を期すなら400以下に抑えることを強く推奨します。

シーン別ISO感度の目安

屋外の日中撮影では、基本的には最低感度付近であるISO100から200が標準的な設定とされています。十分な光量がある環境では、最低感度で撮影することで最高画質を得ることができます。

室内や夕方の撮影では、日の入り後や室内での撮影ではISO400から800に上げることで適切な露出を確保できます。ただし、ストックフォト用の撮影であれば、三脚を使用してシャッタースピードを遅くすることで、ISO感度を抑えることを優先すべきです。

スポーツ撮影では、被写体が素早く動くため、シャッタースピードを速くする必要があります。そのため、ISO800からISO3200程度を目安にすることで、速いシャッタースピードでも露出を確保しやすくなります。屋内の競技場では光量が不足しがちなため、さらに高いISO感度が必要になる場合もあります。

星空や夜景の撮影では、一般的にISO感度を3200から16000に設定します。ただし、このような高感度撮影で得られた画像は、ストックフォトとしての審査は厳しくなる傾向があります。山間部などの周りに明かりがない場所では、低めの設定でも星を鮮明に捉えることもできます。

街歩きスナップでは、ISO感度オートが向いています。シャッターチャンスが優先される撮影なので、カメラの設定をじっくり考える余裕がありません。街歩きスナップは撮影場所によって明るさがコロコロ変わるので、そういった意味でもISO感度オートが向いています。ただし、上限設定を適切に行うことが重要です。

オートISO活用のコツ

屋外スナップでは上限ISO1600で最低シャッタースピード1/250秒、室内スナップでは上限3200で最低1/125秒など、想定シーンごとにプリセット化しておくと迷いません。ストックフォト撮影の場合は、上限をISO800程度に設定しておくことで、意図せず高感度になることを防げます。

ISO感度を上げるメリットとデメリット

ISO感度を上げるメリットは、手ブレや被写体ブレを抑えつつ明るさの調整ができる点です。通常、暗い場所では十分な明るさを得るためにはシャッタースピードを遅くして撮影しなければいけません。しかし、ISO感度で明るさを上げれば、シャッタースピードを速めることができるので、三脚を使用しなくてもブレずに明るい写真の撮影が可能になります。

一方、デメリットとして、ISO感度を上げすぎてしまうと画質を低下させるノイズが発生します。これは、感度を上げることで写真が明るくなる一方で、不要な電気信号も増幅されるためです。近年では初心者向けのカメラでも高ISO感度での画質は改善してきていますが、ISO6400を超えるとノイズが目立つカメラが多いのが現状です。

絞り(F値)の設定と被写界深度

絞りとは

絞り(F値)は、レンズの開口部の大きさを制御する設定です。F値はレンズの焦点距離を開口部の直径で割った値であり、数値が小さいほど開口部が大きく(明るく)、数値が大きいほど開口部が小さく(暗く)なります

絞りを変更すると、単に光の量だけでなく、「被写界深度」という重要な要素にも影響を与えます。

被写界深度とは

被写界深度とは、写真においてピントが合って見える範囲のことを指します。カメラで撮影する時に、完全にピントが合う面は理論上1点だけですが、実際にはその前後にもピントが合って見える範囲が存在します。

F値(絞り値)を小さく(開ける)と被写界深度が浅くなってボケやすくなり、F値(絞り値)を大きく(絞る)と被写界深度が深くなってボケにくくなります。

被写界深度を決める3つの要素

被写界深度の性質として以下のことが示されています。第一に、F値が大きいほど(絞るほど)深度は深くなります。第二に、焦点距離が短いほど(広角なレンズほど)深度は深くなります。第三に、被写体の距離が遠いほど深度は深くなります。また、前方の深度より後方の深度の方が深いという特性もあります。

シーン別のF値使い分け

ポートレート撮影では、浅めの被写界深度で撮影することで、印象的な人物写真を撮影できます。F2からF2.8程度の開放に近い絞り値を使用することで、背景ボケが大きくなり、人物の魅力が引き立ちます。ストックフォトで人物写真を販売する場合、必ずモデルリリースを取得する必要があります。

風景写真では、ボケを最小限に抑え被写界深度を深くするために、F値を大きく(絞って)撮影します。具体的なF値ではF8からF11程度がよく使われます。ストックフォトでは風景写真も人気のジャンルで、特に有名観光スポットの写真は売れやすい傾向にあります。

スナップ撮影では、やや絞ったF5.6からF11程度のF値を目安に選択することで、ある程度の被写界深度を確保しつつ、ボケ味とシャープさのバランスが取れた状態をつくりやすくなります。

商品撮影では、絞り込んでF11からF16程度を使用し、商品全体にピントを合わせることが一般的です。ストックフォトでは商品写真も需要が高く、マクロレンズは商品撮影の必需品として位置づけられており、細部まで鮮明に撮影できます。

マクロ撮影では、被写体との距離が近くなるため、被写界深度も極端に狭くなります。特に等倍に近い撮影では、F11やF16といった、通常撮影ならパンフォーカスになるようなF値も使うようになります。

絞りすぎに注意

ある程度以上絞り込んだ場合、絞りによる光の回折現象によっていわゆる「小絞りボケ」と呼ばれる現象が発生します。F8付近は多くのレンズにとって風景写真を撮影するのに適したF値だと考えられており、実際にレンズの解像度の一例を見ると、F8付近が解像度のピークになっています。

ストックフォト撮影において、レンズの最高画質を引き出すためには、開放から2段程度絞った設定が最適であることが多いです。例えば、F1.8のレンズであればF4前後、F2.8のレンズであればF5.6前後が「スイートスポット」と呼ばれる最高画質の設定となります。

シャッタースピードの設定

シャッタースピードとブレの関係

シャッタースピードは、センサーが光にさらされる時間を制御する設定です。シャッタースピードが遅いと「ブレ」の原因となりますが、ブレには「手ブレ」と「被写体ブレ」の2種類があります。

手ブレは、撮影者の体の揺れによってカメラが動くことで発生します。手持ち撮影で手ブレを防ぐための経験則として「1/焦点距離」という計算式があります。例えば、50mmのレンズを使用する場合は1/50秒、200mmのレンズなら1/200秒というように、使用するレンズの焦点距離の逆数を目安にシャッタースピードを設定します。

被写体ブレは、被写体自体が動くことで発生するブレです。被写体ブレは三脚を使っても防げません。被写体が動かないようにするか、ストロボを利用したり、ISO感度を上げたりしてシャッタースピードを速くして対応します。

シーン別シャッタースピードの目安

人物撮影では、1/500秒ほどがおすすめです。人物を撮影するときのシャッタースピードは、屋外なら1/500秒から上、室内なら1/200秒を基準にすると良いでしょう。乗り物やペット、運動会の撮影など素早く動く被写体は1/1000秒以上が推奨されます。

動きの速い被写体では、飛行機や鳥など、動きの速い被写体に対しても、1/2000秒以上のシャッタースピードがあれば、確実に手ブレを抑制できると言えます。スポーツや動きの速い被写体を撮影する場合は、1/500秒以上を推奨します。

風景撮影では、1/60秒から1/125秒が理想的です。風景は動きが少ないので、人物撮影よりも遅めのシャッタースピードでも問題ありませんが、この設定範囲であれば、三脚を使わず、手持ちでの撮影でも対応できます。

夜景撮影では、三脚の使用が難しい場合はシャッタースピードを1/15秒から1/60秒程度を目安に設定し、ISO感度を上げることで手ブレを抑えながら適正露出を確保します。三脚が使える場合は、より遅いシャッタースピードでISO感度を下げ、高画質な写真を撮影できます。

ストックフォトでのシャッタースピード

ストックフォト撮影では、ブレのない鮮明な画像が求められます。そのため、被写体に合わせた適切なシャッタースピードを選択することが重要です。特に人物写真では、わずかな動きでもブレとして現れるため、十分に速いシャッタースピードを確保しましょう。

シャッタースピードを上げるほど一度に取り込むことができる光の量が減少し、写真は暗くなります。暗くなる現象は、絞り値を下げることやISO感度を上げることで対応することができます。ストックフォトではノイズを抑えるためにISO感度は低く保ちたいので、まず絞りで調整し、それでも足りない場合にISO感度を上げるという優先順位で考えるとよいでしょう。

ストックフォトで売れる写真のコツ

市場のニーズを理解する

ストックフォトで成功するためには、ただ美しい写真を撮るだけではなく、市場のニーズに応じた写真を提供することが重要です。写真のテーマやスタイル、トレンドを調査し、ユーザーが求めている内容を撮影しましょう。

ビジネスシーン、ライフスタイル、健康、テクノロジー、環境問題、リモートワークなど、現在人気のあるテーマを調べて撮影のテーマ設定に活かしましょう。Adobe Stockや写真ACなどで「季節名+関連ワード」を検索すると、どんな写真が売れているか、競合が強いかをリサーチできます。

構図と実用性を考慮する

広告やウェブデザインに適した、背景に余白が多いシンプルな構図や、テキストを挿入しやすい写真が売れやすい傾向にあります。タイトルや文字を入れやすいように余白を多めにとっておくこと、文字の視認性のためにコントラストを低めにしておくといった工夫をしてみると、喜んで購入してもらえる可能性が高まります。

写真自体は綺麗でも、広告や出版、Webデザインなどでの使い道が想像できないと、却下されることがあります。例えば、背景がごちゃついている、主題が曖昧で目立たないといったケースです。

写真の品質を高める

ストックフォトプラットフォームでは、写真の品質が重要視されます。解像度が低かったり、ピントが甘かったりする写真は、購入者にとって使いにくいため、売れることは難しいでしょう。高解像度のカメラで撮影し、シャープでクリアな画像を提供することが基本です。

レタッチ(加工)が必須で、ダウンロード回数がアップします。オススメはPhotoshopで、半年も続けると十分に使えるようになります。LightroomやPhotoshopでの色調補正やトーン調整が作品の印象を大きく左右し、編集で明るさや色味を整えるだけでも審査の通過率が高まるケースがあります。

人物写真のポイント

ストックフォトで売れる写真の多くは「人物」が写っているものです。人物が写っている写真を販売する場合、必ずモデルリリースを取得する必要があります。作り込み過ぎたポーズや表情より、自然な日常の一コマを切り取った写真の方が人気があります。

撮影を開始する前に、まずモデルにリラックスしてもらいましょう。事前に撮影場所をロケハンしておくことで、起こりえる多くのトラブルを事前に回避できます。

風景写真のコツ

風景写真の分野では「嵐山竹林の小径」や「蹴上インクライン」など超一級の有名観光スポットの方が売れやすく、マイナーな観光スポットは売れても年間2から3枚程度です。桜や新緑、紅葉や雪景色など、風景写真の場合はそのシーズンに合わせて売れやすい時期があります。

「どんな写真が求められているか」を知り、「いつ撮って、いつ投稿するか」を計画的に進めるだけで、結果は大きく変わります。季節もののコンテンツは、その季節の2から3ヶ月前に投稿しておくことで、需要が高まる時期に検索結果の上位に表示されやすくなります。

バリエーションと継続性

同じ被写体でも、アングル違いやパターンをたくさん撮ってアップロードするのがおすすめです。ストックフォトの枚数が多ければ多いほど、購入者の目に留まる可能性が高まります。

初めて写真が売れるまで、数ヶ月かかるという話もよく聞きます。写真販売で成功するには根気強さが必須です。定期的に需要のある写真をアップロードし続けることで、じわじわと収入を増やしていくことも可能です。

ストックフォトの審査対策

審査に落ちる主な理由

ストックフォトサイトに写真を投稿しても、審査に落ちてしまうことがあります。主な理由を理解し、対策を講じることで審査通過率を上げることができます。

技術的な問題としては、ISO感度を高くするとノイズと呼ばれるざらつきが出やすく、ストックフォトではISO感度400以下が推奨されています。特に高感度(ISO)で撮影した写真や、暗い環境で撮影した写真ではノイズが目立ちやすくなり、審査に通りにくくなります。また、ピントが甘いと画像全体がぼやけた印象になり、特に人物写真では目や顔にピントが合っていないと評価が下がります。ブレていたり、露出が不適切だったりすると、ダウンロードされる以前に審査で落ちることもあります。

商標や知的財産の問題も重要です。商標とはある商品をそれと認識できるようにする文字、図形、記号、立体的形状のことで、例えばカメラメーカーのロゴなどが該当します。スマートフォンのホームボタンも製品と認識できるためNGとなることがあります。有名な建築物や観光施設などの中には、外観や敷地そのものが知的財産として保護されているものがあり、撮影自体は問題なくても、ストックフォトとして商用利用されることが問題になるケースがあります。

商業的アピールの不足も審査落ちの原因となります。写真自体は綺麗でも、広告や出版、Webデザインなどでの使い道が想像できないと、却下されることがあります。

個人情報や不適切な要素の写り込みにも注意が必要です。写真に車のナンバーや電話番号などの個人情報が特定できる形で含まれている場合はNGとなります。また、写真に自分の名前を埋め込むことは許されていません。

審査通過のための対策

技術面では、三脚の使用を心がけ、Photoshopなどの編集ソフトを使えば後からノイズをある程度軽減することもできます。LightroomやPhotoshopでの色調補正やトーン調整が作品の印象を大きく左右し、編集で明るさや色味を整えるだけでも審査の通過率が高まるケースがあります。

商標対策としては、商標やロゴがなるべく写らないように撮影し、どうしても写ってしまう場合はPhotoshopなどのレタッチできる画像編集ソフトできれいに消してからアップロードします。

マインドセットも重要です。審査が通らなくても、あきらめずに申請し続けていると、審査の基準がだんだん見えてきます。あるサイトでダウンロードされなかった写真を別のサイトにアップしたところ、ダウンロードされたという例もあり、サービスごとに利用者層や審査基準が異なるため、別のサービスに投稿し直すことも有効です。

主要ストックフォトサイトの比較

PIXTA(ピクスタ)の特徴

PIXTAは日本市場向けに特化したストックフォトサイトで、写真だけでなくイラストや動画も取り扱っています。動画の報酬単価は、ストックサイトの中でもトップクラスです。

PIXTAは国内最大手のストックフォトサイトで、利用者が多く売れやすいです。リジェクト(審査落ち)の理由が明確で対応が丁寧であり、無料のセミナーが定期的に開催されるなど初心者に優しい特徴があります。

「国内・海外素材」「人物のあり・なし」「年代・性別などの人物特性」「写真の色味」など、絞り込み検索機能が非常に充実しています。素材を掲載する上で厳格な審査基準を設けており、購入した素材が他社の著作権を侵害してしまうリスクを回避できます。

日本人の画像が多く投稿されており、節分や成人式など日本の行事の画像も豊富にある、日本に特化したフォトストックサイトです。

Adobe Stock(アドビストック)の特徴

Adobe Stockには多くのプロが参加しているため、競争が激しく差別化が難しいです。高品質が求められ、審査基準が他サイトに比べて厳しいです。

同社提供製品であるPhotoshop、InDesign、Illustratorなどとの緊密な連携機能を備えており、ファイル管理の手間を大幅に削減できます。また月ごとに利用しなかったライセンス数は翌月以降に繰り越すことが可能です。

使いやすさが頭一つ飛び出ており、素材の種類ごとに必要なライセンス数が設定されているスタイルで、通常プランでも画像、動画、音楽など素材の種類関係なく購入できるのが大きな特徴です。

収益面では、よく売れるし報酬が高いという評価があります。動画1ダウンロードで6,682円という高単価の事例もあります。

写真ACの特徴

写真ACは、日本のフリー素材サイトとして広く知られています。ユーザーは無料でダウンロードが可能ですが、クリエイターには広告収入の一部が収益として支払われるシステムです。最大の特徴は、新作が売れやすく初心者にもオススメです。

無料ダウンロードが中心のサービスで、審査は緩めで、初心者がストックフォトを体験するには最適です。ただし、他社と比べて高収益は見込みにくい点には注意が必要です。

無料素材サイトなので購入のハードルが有料サイトより低く売れやすい、ダウンロードされやすいです。無料で加工、商用利用ができるサイトで、日本人モデルの画像が35,000点以上ストックされており、バリエーションが豊富です。

おすすめの使い分け

最初はPIXTAと写真ACから始めるのが無難です。PIXTAは国内ユーザーが多く、売れ筋も分かりやすいです。写真ACは審査が緩めなので、気軽に投稿して経験を積めます。慣れてきたらAdobe StockやShutterstockに挑戦し、より高単価や海外需要を狙うのがおすすめです。

ストックフォト副業の収益実例

実際の収益報告

ストックフォト副業でどれくらい稼げるのか、実際の収益報告を見てみましょう。

風景写真メインで5社に登録したケースでは、2024年1月から12月までの売上総額は43,197円で、月平均約3,600円となりました。

2025年上半期(1月から6月)の収益では、写真AC・イラストACで5,557円、PIXTAで10,221円、Adobe Stockで7,440円、Shutterstockで4,776円、イメージマートで290円、合計28,284円で月平均約4,700円を達成している例もあります。

本格的に取り組んだ場合、ストックフォトを始めて2年で1ヶ月の収入が70,000円から90,000円になったという報告もあります。

収益の目安

初心者や趣味レベルでは、月数百円から数千円程度が現実的な収益です。継続的に取り組む場合は、月3,000円から5,000円程度を目指せます。本格的に2年以上継続すれば、月7万円から9万円も可能という報告があります。

収益を増やすポイント

ストックフォト副業を始めてもすぐには月5万円稼げません。ストック型の副業のメリットを最大限に活かすには「継続×数量」が必要になります。

ストックフォトで成功するためには、コンスタントに作品を増やすことが大切です。週に10から20点の写真を目標にし、月間100点の新作を追加していくことが推奨されています。

ストックフォトは初期費用ゼロ・リスクゼロでできる副業として人気があります。ただし、即効性はなく、長期的な視点でコツコツ取り組むことが重要です。

撮影モードの選び方

初心者におすすめの撮影モード

初心者の方におすすめなのは「絞り優先モード(AまたはAv)」や「シャッタースピード優先モード(SまたはTv)」です。

絞り優先モードでは背景をぼかしたり、全体をくっきり写したりする調整が可能で、シャッタースピード優先モードでは動く被写体を止めたり、流し撮りをしたりできます。

絞り優先モードは一番バランスがよく、初心者にもおすすめのモードです。全自動モードでの練習を終えたら、早めにこのモードに切り替えるとよいでしょう。ストックフォト撮影においても、絞り優先モードは最も使いやすいモードの一つです。被写界深度をコントロールしながら、適正露出はカメラに任せることができます。

マニュアルモードの活用

慣れてきたら、マニュアルモード(M)にも挑戦してみましょう。すべての設定を自分でコントロールできるため、意図した通りの写真を撮影できます。特にストックフォト撮影では、一定の品質を維持するためにマニュアルモードが有効な場面があります。

例えば、商品撮影やスタジオでのポートレート撮影など、照明条件が一定の環境では、一度設定を決めたらマニュアルモードで固定することで、一貫した品質の写真を撮影できます。

機材選びのポイント

カメラ本体について

ストックフォト撮影に最低限必要なスペックとして、画素数は1,200万画素以上を目安に選ぶと良いです。ただし、Adobe Stockでは最低解像度要件が4MPから15MPに引き上げられるなど、技術的要件がより厳しくなっています。現在販売されている一眼レフやミラーレスカメラであれば、ほとんどがこの要件を満たしています。

2025年のスマートフォンカメラは大幅に進化しており、最新機種では最大2億画素のトリプルカメラを搭載し、AIによる高い画像処理技術により自動調整が可能です。高価な機材がなくても、基本的な技術を理解すれば品質の良い写真の販売は十分可能です。

レンズ選びについて

F値の目安として、F値1.8以下程度だと特に明るくてきれいな写真が撮影できます。明るいレンズは暗所での撮影に有利で、ISO感度を低く抑えることができます。

マクロレンズは商品撮影やストックフォトの必需品として位置づけられており、細部まで鮮明に撮影できます。商品写真や食べ物の写真など、ディテールが重要な被写体には特に効果的です。

焦点距離が長い(望遠)レンズを使うと被写界深度が浅くなってボケやすくなり、焦点距離が短い(広角)レンズを使うと被写界深度が深くなってボケにくくなります。撮影する被写体に応じてレンズを使い分けることが重要です。

三脚の重要性

ストックフォト撮影において、三脚は非常に重要なアイテムです。三脚を使用することで手ブレを完全に排除でき、より遅いシャッタースピードでもブレのない写真が撮影できます。これにより、ISO感度を低く抑えてノイズの少ない高画質な写真を得ることができます。

どうしても手ブレしてしまう場合は、手持ちではなく三脚を使うのも1つの方法です。カメラを固定した状態で撮影すれば、ブレは発生しません。

タグ設定の重要性

なぜタグが重要なのか

ストックフォトサイトにより違いますが、大体50個ほどのタグを設定することができます。ユーザーに自分が提供した写真を認知してもらう上でタグは非常に重要な要素となるため、可能な限り最大値まで設定するようにしましょう。

購入者は検索でキーワードを入力して写真を探すため、適切なタグが設定されていないと、どんなに良い写真でも見つけてもらえません。タグは写真と購入者をつなぐ架け橋といえます。

効果的なタグの付け方

タグを付ける際は、写真に写っているものを具体的に記述するとともに、その写真がどのような用途で使われるかを想像して関連するキーワードを追加します。

例えば、桜の写真であれば「桜」「春」「花」といった直接的なタグに加えて、「入学」「卒業」「新生活」「4月」「日本」「自然」「ピンク」など、その写真が使われそうなシーンを想像したタグも追加します。

また、日本語と英語の両方でタグを設定することで、国内外の購入者にアプローチできます。特にAdobe StockやShutterstockなど海外のユーザーが多いサイトでは、英語タグが重要になります。

まとめ

ストックフォトで稼ぐためには、カメラの基本設定、特にISO感度と絞り(F値)の理解が不可欠です。

ISO感度は400以下に抑えることで、ノイズの少ない高品質な写真を撮影できます。絞りは被写体や撮影意図に応じてF2.8からF11程度の範囲で適切に設定し、シャッタースピードは手ブレや被写体ブレを防ぐために十分な速度を確保しましょう。

露出の三角形を理解し、3つの要素のバランスを取りながら撮影することで、技術的な審査基準をクリアしやすくなります。また、市場のニーズを理解し、商業的に価値のある写真を撮影することも重要です。

ストックフォトは即効性のある副業ではありませんが、継続的に取り組むことで着実に収益を上げることができます。まずはPIXTAや写真ACから始めて経験を積み、慣れてきたらAdobe StockやShutterstockにも挑戦してみてください。

カメラ設定の基本をマスターし、コツコツと作品を増やしていくことが、ストックフォト副業成功への近道です。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次