Shutterstockの報酬は、年間ダウンロード数に応じた6段階のレベル制度によって決定され、報酬率は15%から最大40%まで変動します。収益の計算方法は、購入者が支払った金額に対するパーセンテージで算出される仕組みとなっており、定額プラン経由のダウンロードでは1枚あたり0.10ドル(約15円)程度が一般的です。本記事では、Shutterstockのコントリビューター向け報酬システムの詳細、ダウンロード数に基づくレベル制度の仕組み、具体的な収益計算方法、そして効率的に稼ぐためのコツまで、Shutterstockで副収入を得たい方に必要な情報をすべてお伝えします。

Shutterstockの報酬システムとは
Shutterstockの報酬システムは、コントリビューター(作品提供者)が登録した写真、イラスト、ベクター画像、動画などのデジタルコンテンツがダウンロード(ライセンス購入)されるたびに、販売価格の一定パーセンテージを報酬として受け取れる仕組みです。Shutterstockは世界最大級のストックフォトサービスとして知られ、全世界のユーザーに作品を届けられるプラットフォームであり、報酬率は年間のダウンロード数に応じたレベル制度によって15%から40%まで段階的に上昇します。
報酬額は購入者が利用したプランによって変動するため、高額なプランで購入された場合はより多くの報酬を得られ、割安な定額プランで購入された場合は報酬も低くなるという特徴があります。この仕組みを理解することが、Shutterstockで効率的に収益を上げるための第一歩となります。
2020年の報酬システム大幅改定について
Shutterstockの報酬システムは2020年6月に大幅な改定が行われ、業界内で大きな議論を呼びました。改定前は通算の累計報酬額によって寄稿者のランクが決定され、購入プランに基づいて定額の報酬が支払われていました。また、一度上がったランクは維持される仕組みだったため、長年活動しているコントリビューターほど有利な条件で活動できていました。
改定後は1年間のダウンロード累計数によってランクが決定されるようになり、購入額に対するパーセンテージでの報酬に変更されました。さらに、毎年1月1日にレベルがリセットされる仕組みが導入されたため、長年コントリビューターとして活動してきたベテランも、年が明けると全員がレベル1からのスタートとなり、報酬率が15%に戻されることになりました。この点が多くの寄稿者から批判を受け、一部のコントリビューターがShutterstockから撤退する事態にもなりました。
Shutterstockのレベル制度とダウンロード数の関係
Shutterstockのレベル制度は、年間のダウンロード数に応じて6段階に分かれており、レベルが上がるほど報酬率も上昇する仕組みになっています。画像(写真・イラスト・ベクター)と動画では異なるダウンロード数の基準が設定されているため、それぞれの特徴を理解しておくことが重要です。
画像のレベル制度と報酬率
画像(写真・イラスト・ベクター)のレベル制度は、年間ダウンロード数に応じて以下のように設定されています。
| レベル | 年間ダウンロード数 | 報酬率 |
|---|---|---|
| レベル1 | 0〜100回 | 15% |
| レベル2 | 101〜250回 | 20% |
| レベル3 | 251〜500回 | 25% |
| レベル4 | 501〜2,500回 | 30% |
| レベル5 | 2,501〜25,000回 | 35% |
| レベル6 | 25,001回以上 | 40% |
最高レベルであるレベル6に到達するには、年間で25,000回以上のダウンロードが必要となります。これは相当な作品数と人気がないと達成困難な数字であり、多くのコントリビューターはレベル1からレベル4の範囲で活動しているのが現状です。
動画のレベル制度と報酬率
動画素材については、画像とは異なるダウンロード数の基準が設定されています。
| レベル | 年間ダウンロード数 | 報酬率 |
|---|---|---|
| レベル1 | 0〜10回 | 15% |
| レベル2 | 11〜50回 | 20% |
| レベル3 | 51〜250回 | 25% |
| レベル4 | 251〜5,000回 | 30% |
| レベル5 | 5,001〜25,000回 | 35% |
| レベル6 | 25,001回以上 | 40% |
動画は画像よりも1ダウンロードあたりの単価が高い傾向にありますが、需要が限られるため、ダウンロード数を稼ぐのは画像よりも難しい場合があります。動画制作に力を入れているコントリビューターは、この点を考慮した戦略を立てる必要があります。
年間リセットの仕組みと影響
Shutterstockのレベル制度で最も注意すべき点は、毎年1月1日にすべてのコントリビューターのレベルがリセットされることです。前年にレベル6(報酬率40%)まで到達したとしても、新年が始まると全員がレベル1(報酬率15%)からスタートすることになります。
この仕組みは他のストックフォトサービスとは異なる特徴です。例えばPIXTAの場合は直近1年間のダウンロード数でランクが決定されるため、安定的にダウンロードが続いていればランク落ちすることはありません。しかしShutterstockでは問答無用でリセットされるため、年の初めの数カ月間は報酬率が低い状態での活動を余儀なくされます。この点を踏まえた年間の収益計画を立てることが重要です。
Shutterstockの収益計算方法
Shutterstockでの具体的な収益を把握するためには、報酬単価と計算方法を理解しておく必要があります。報酬額は購入者が利用したプランによって大きく異なるため、実際の収益イメージを掴むことで現実的な目標設定が可能になります。
画像の報酬単価
画像の報酬単価は、購入者のプランによって大きく変動します。一般的な報酬単価としては、1点あたり0.10ドルから0.20ドルが最も多い価格帯となっています。時折数ドルのダウンロードもありますが、定額プラン経由が多いため低単価の報酬が中心です。平均すると1点あたり0.30ドルから0.40ドル程度となりますが、これはあくまで目安であり、作品のジャンルや購入者のプランによって変動します。
動画の報酬単価
動画の報酬単価は画像よりも幅広く、0.90ドルから42.32ドルと大きな差があります。定額プラン経由だと1本0.26ドルから0.58ドルと低くなることもありますが、単品購入だと17ドル以上になることもあります。動画は制作に手間がかかる分、高額で売れた時の報酬は魅力的ですが、安定した収益を得るには画像との併用が効果的です。
定額プランでの報酬計算例
Shutterstockには購入者向けにさまざまな定額プランが用意されており、一番お得なプランだと画像1枚あたり約0.22ドルで購入できる計算になります。この場合のコントリビューターへの報酬は、月750枚プランを例にとると、購入者の支払いが1枚あたり約0.22ドル相当となります。レベル1(報酬率15%)の場合は0.22ドル×15%で0.033ドルとなりますが、最低保証の0.10ドルが適用されます。レベル6(報酬率40%)の場合でも0.22ドル×40%で0.088ドルとなり、やはり最低保証の0.10ドルが適用されます。
このように、定額プラン経由のダウンロードでは、最高レベルのレベル6であっても最低報酬額の0.10ドルしか得られないケースが大半となります。レベルによる報酬率の違いが実際の収益に反映されるのは、主に単品購入や高額プランでの購入時となります。
収益シミュレーション
具体的な収益イメージを把握するため、いくつかのシミュレーションを紹介します。初心者で月間100ダウンロード、レベル1の場合は、100ダウンロード×0.10ドルで10ドル(約1,500円)程度となります。中級者で月間500ダウンロード、レベル4の場合は、500ダウンロード×0.10ドルから0.30ドルで50ドルから150ドル(約7,500円から22,500円)程度となります。上級者で月間2,000ダウンロード、レベル5の場合は、2,000ダウンロード×0.10ドルから0.35ドルで200ドルから700ドル(約30,000円から105,000円)程度となります。
ただし、これらはあくまで概算であり、実際の収益は作品の種類、季節、需要などによって大きく変動することを念頭に置いておく必要があります。
Shutterstockの新しい報酬モデル
Shutterstockは従来のレベル制度に加えて、新しい報酬モデルを導入しています。2025年4月に試験的に導入された「無制限ダウンロードプラン」と、AI学習用データライセンスにおける報酬還元の仕組みについて解説します。
無制限ダウンロードプランの仕組み
2025年4月、Shutterstockは「無制限ダウンロードプラン」という新しいサブスクリプションモデルを試験的に導入しました。このプランでは、購入者は月額固定料金で無制限にダウンロードでき、コントリビューターには純収益の50%が分配されるサブスクライバーシェアという仕組みが採用されています。
サブスクライバーシェアでは、50%の純収益がその月にダウンロードされたコントリビューターに分配されます。各コントリビューターのシェアは、そのサブスクライバーにとって作品がどれだけ重要だったかに基づいて決定され、ダウンロードされたアイテムポイントの比率で報酬が計算されます。
具体的な計算例として、1人の購入者が月額39ドルを支払い、20アイテムポイント分をダウンロードした場合を考えます。コントリビューターに分配される金額は39ドル×50%で19.50ドルとなり、あなたの作品が3アイテムポイント分だった場合は19.50ドル×(3÷20)で2.92ドルとなります。
このモデルは理論上は公平に見えますが、収益の予測が難しくなるという課題があります。従来の固定レート制とは異なり、サブスクライバーの利用状況によって報酬が変動するため、毎月の収入が不安定になる可能性があります。
AIデータライセンスとコントリビューターファンド
Shutterstockは、AI学習用のデータライセンスにおいても、コントリビューターに報酬を還元する仕組みを設けています。コントリビューターは、データライセンスで得た収益の平均20%を受け取ることができ、個々のコントリビューターが受け取る額は、購入されたデータセットに含まれるコンテンツ量に比例します。
コントリビューターファンドについては、OpenAIとのパートナーシップにより、AIの学習や画像生成に利用された元画像のクリエイターに報酬を支払う仕組みが設けられています。生成AIが画像を生成するために利用した寄稿者に基金から報酬が支払われます。また、コントリビューターはAI学習用データベースからのオプトアウト(除外)を選択することも可能です。ただし、AI経由での報酬は通常のShutterstockサービスでの報酬よりも低くなる傾向があるため、主要な収益源としてではなく、副次的な収入として捉えるのが現実的です。
Shutterstockの報酬受け取り方法
Shutterstockで得た報酬を実際に受け取るためには、支払い方法の設定と最低支払額について理解しておく必要があります。
利用可能な支払い方法
Shutterstockでは、PayPal(ペイパル)、Payoneer(ペイオニア)、Skrill(スクリル)の3つの方法で報酬を受け取ることができます。
PayPalは最も一般的に利用されている方法で、為替手数料は出金額の約4%となります。日本の銀行への出金時、5万円未満の場合は250円の手数料がかかります。設定が簡単なため、多くのコントリビューターが利用しています。
PayoneerはPayPalより為替手数料が安く、出金額の約2%程度です。支払い受け取り時の手数料は無料で、最低出金額は50ドルとなっています。手数料を抑えたい方にはおすすめの方法です。
Skrillは欧州で人気のオンライン決済サービスですが、日本ではあまり一般的ではありません。日本在住のコントリビューターは、PayPalまたはPayoneerのいずれかを選択するのが一般的です。
最低支払額と支払いスケジュール
最低支払額は25ドル以上(一部の情報では35ドルとの記載もあり)となっており、最低支払額に達しない場合は翌月に繰り越されます。自分で最低金額を25ドル以上に設定変更することも可能です。
支払いスケジュールについては、毎月1日(ニューヨーク東部標準時午前0:00)に締められ、翌月の7日から15日の間に支払いが行われます。月末に最低報酬金額に達していた場合、翌月5日頃に支払い予告メールが届きます。
支払い設定を行う際は、税務フォーム(W-8BEN)の承認と有効な受取方法の設定が必要です。支払い設定を月末以降に変更した場合は翌月から適用されるため、変更のタイミングには注意が必要です。
Shutterstockと税金の関係
Shutterstockで報酬を得る場合、税金に関する手続きを正しく理解しておくことが重要です。特にW-8BENフォームの提出は、日本在住のコントリビューターにとって必須の手続きとなります。
W-8BENフォームの重要性
Shutterstockはアメリカの企業であるため、日本在住のコントリビューターは「W-8BEN」という納税申告フォームを提出する必要があります。W-8BENは「アメリカ国民でもなく、アメリカに住んでいる外国人でもない」ことを証明する書類であり、提出しないと報酬から30%の税金が自動的に天引きされてしまいます。日米租税条約により、W-8BENを提出すると源泉徴収税が免除または軽減されます。
提出方法は、Shutterstockのコントリビューター画面から「報酬」、「税務センター」の順にクリックし、米国人に該当しない場合は「いいえ」を選択します。「個人」かビジネスを選択して「送信」をクリックすると、プロフィール情報に基づいて多くの項目が自動入力されています。
W-8BENの有効期限と更新
W-8BENフォームには有効期限があり、3年ごとに更新が必要です。期限が切れた場合、再申請するまで報酬の支払いが停止されることがあります。Shutterstockからは期限切れの事前通知がない場合もあるため、自分で期限を管理しておくことが重要です。有効期限が近づいたら忘れずに更新手続きを行いましょう。
1042-Sと日本の確定申告
W-8BENを提出している場合、毎年1042-Sという書類が発行されます。これは日本でいう源泉徴収票や支払調書に相当するもので、受け取った報酬とその税金について記載されています。
日本の確定申告への影響として、日本の確定申告の締め切りは世界的に見ても早いため、1042-Sが届くのは確定申告後になることが多いです。外国税額控除の手続きは可能ですが、給与所得者の場合、ストックフォトでの所得が年間20万円を超えると確定申告が必要になることを覚えておきましょう。
Shutterstockと他社の報酬比較
Shutterstockの報酬水準を正しく評価するためには、他の主要ストックフォトサービスとの比較が参考になります。それぞれのサービスには特徴があり、自分の活動スタイルに合ったプラットフォームを選択することが収益最大化につながります。
主要サービスとの報酬比較
| サービス名 | 画像1枚の報酬 | 動画1本の報酬 | コミッション率 |
|---|---|---|---|
| Shutterstock | 最低約15円(0.10ドル) | 約39円〜約6,300円 | 15%〜40% |
| Adobe Stock | 最低約50円 | 約2,805円(HD1080) | 一律35% |
| PIXTA | 最低27.5円 | 約3,960円(HD1080) | 40% |
Adobe Stockは1枚あたり最低50円程度で、100円から500円で売れることが多いという特徴があります。動画は1本あたり約2,805円(HD1080の場合)と高単価で、コミッション率は一律35%です。
PIXTAは1枚あたり最低27.5円で、200円から700円での販売が多く、1,000円以上で売れることもあります。動画は1本あたり約3,960円(HD1080の場合)で、コミッション率は40%となっています。
Shutterstockは1枚あたり最低0.10ドル(約15円)で、大半が0.10ドルから0.20ドルとなっています。動画は定額プランだと1本0.26ドルから0.58ドルの場合もあります。
売れやすさと単価のトレードオフ
Shutterstockは「売れやすいが単価は低い」という特徴があります。世界最大級のプラットフォームであるため、ダウンロード数は他のサービスより多くなる傾向がありますが、1ダウンロードあたりの報酬は最も低い部類に入ります。
実際の収益例として2024年のデータでは、Adobe Stockで月50,000円、Shutterstockで月3,500円、PIXTAで月2,200円、iStockで月2,400円という報告があります。この例ではダウンロード数ではShutterstockが多い可能性がありますが、金額ではAdobe Stockが圧倒的に高くなっています。複数のプラットフォームを併用し、それぞれの強みを活かした戦略が有効です。
Shutterstockで効率的に収益を得るコツ
Shutterstockで安定した収益を得るためには、いくつかの戦略的なアプローチが必要です。需要と供給のバランスを意識した作品作り、継続的な投稿、そして複数プラットフォームの活用について解説します。
需要の高いジャンルへの注力
効率的に収益を得るためには、需要があるのに供給が少ないニッチなジャンルを狙うことが重要です。「誰でも撮れる写真」では埋もれやすいため、差別化できるジャンルに注力することをおすすめします。
売れやすいジャンルとしては、ビジネス・オフィス関連、多様性やSDGsを反映した写真、テーブルフォト、特定の地域性がある写真、リアルなビジネスシーンの細部、手書きの温かみがあるイラストなどが挙げられます。特に2026年現在、生成AIによって作成された高品質な画像が市場に溢れているため、AIには再現が難しい特定の地域性(日本の風景や文化など)やリアルなビジネスシーンの細部、実在の人物を使った写真(モデルリリース付き)は依然として高い需要があります。
継続的な投稿の重要性
Shutterstockのアルゴリズムでは、継続的に投稿しているアカウントが優遇される傾向があります。週に数点ずつでも投稿を継続することで、検索結果での露出が増え、長期的に収益が積み上がっていきます。
また、Shutterstockは毎月コントリビューター向けに「ショットリスト」を送っています。これは顧客が最も頻繁に検索しているキーワードを分析したもので、このリストに基づいて作品を作成することで、購入される可能性が高まります。ショットリストを活用して効率的に需要の高いコンテンツを制作することが収益向上の近道です。
複数プラットフォームの併用戦略
Shutterstockだけでなく、複数のストックフォトサービスに登録することで収益を最大化できます。初心者はPIXTAと写真ACから始め、中級者になったらAdobe StockとShutterstockを追加し、上級者はiStockやGetty Imagesも検討するという段階的なアプローチが効果的です。
各プラットフォームの特性を理解し、自分の作品スタイルに合ったサービスを重点的に活用することで、総合的な収益を最大化することが可能です。
審査対策のポイント
Shutterstockは他のストックフォトサイトと比較して審査が厳しいことで知られています。却下率を下げるためには、画質にこだわること(ノイズやピンボケを避ける)、構図を工夫すること、大量の英語以外の言語が画像内に含まれないようにすること、著作権や肖像権に注意すること、適切なキーワードとタイトルを設定することが重要です。
審査は通常1日から2日で結果が出ます。却下された場合は理由が通知されるので、その点を改善して再提出することができます。
Shutterstockコントリビューターの登録方法
Shutterstockでコントリビューターとして活動を始めるためには、まずアカウント登録が必要です。登録自体は5分から10分程度で完了し、特別な審査はありません。
登録の流れ
登録手順として、まずShutterstockコントリビューターサイトにアクセスし、氏名、ユーザー名、メールアドレス、パスワードを入力します。名前はローマ字で「苗字→名前」の順に入力する必要があり、漢字は使用できません。住所も全てローマ字で記載し、報酬受け取り用のPayPal等の口座を登録した後、作品のアップロードを開始します。
アカウント登録時点では作品審査はなく、個別の作品をアップロードした後に審査が行われます。プロのカメラマンだけでなく、写真撮影が趣味という人でも、審査基準さえ満たせばiPhoneやAndroidなどのスマートフォンで撮影した写真でも販売することができます。
作品アップロード時の設定
作品をアップロードする際には、タイトル(英語で記載)、説明文(英語で記載)、キーワード(タグ)、カテゴリー、モデルリリース(人物が写っている場合)、プロパティリリース(私有財産が写っている場合)を設定する必要があります。
サイトは日本語表示に対応していますが、写真のタイトルや説明文は全て英語で入力する必要があります。Google翻訳などの翻訳ツールを活用すれば、英語が苦手でも問題なく対応できます。
販売用の写真は編集・加工しておくと採用率が高くなります。明るさとコントラストの調整、色調の補正、不要な要素の除去、ノイズの低減、シャープネスの適度な調整などに注意して編集することをおすすめします。ただし、過度な加工は避け、自然な仕上がりを心がけることが重要です。
Shutterstockでの実際の収益事例
実際にストックフォトで活動している人々の収益事例を紹介します。これらの事例から、現実的な収益イメージを把握し、自分の目標設定に役立てることができます。
さまざまな収益パターン
趣味で撮影していた旅行写真をPIXTAとAdobe Stockに投稿し、気づいたら累計で約10万円弱になっていたという報告があります。特に努力せず、趣味の延長で続けていたことがポイントで、無理のないペースで継続することの重要性を示しています。
ストックフォト5社に登録し、2024年1月から12月までの売上総額が43,197円という報告もあります。長野県白馬村・北アルプスの風景写真をメインに活動しており、単月で9,290円(1枚5,000円超えの大きな売上を含む)を達成した月もありました。
より本格的な事例として、ストックフォト・イラスト・動画を合計10サイトに登録し、2024年3月に初めて月間30万円を超えた事例もあります。これは長期間の継続と大量の作品登録の結果であり、本格的に収益を得るためには相応の努力と時間が必要であることを示しています。
2025年上半期(1月から6月)で約28,000円の売上、月平均4,000円から5,000円の副収入という報告もあり、副業としての現実的な収益水準を知ることができます。
AI生成イラストの販売実績
近年はAI生成イラストをストックフォトで販売する人も増えています。ある事例では、AI生成イラストを合計11,028点販売し、2023年5月から2024年9月までの期間で総売上122,576円を達成しています。
ただし、MidJourneyなどのAI画像生成ツールの月額費用(約72,000円)を差し引くと、純利益は約50,576円となります。AIツールの費用を考慮した上で、収益性を判断する必要があります。
収益を最大化するための共通点
実際に成功している人々に共通するポイントとして、複数のプラットフォームに同時登録していること、継続的に作品を投稿していること、需要の高いジャンルを把握していること、品質にこだわっていること、長期的な視点で取り組んでいることが挙げられます。
一方で、主戦力をAdobe StockとPIXTAに絞り、Shutterstockを含む他のサイトは優先度を下げるという判断をする人もいます。各プラットフォームの特性を理解し、自分に合った戦略を選択することが重要です。
Shutterstockで収益を得る際の現実的な目安
ストックフォト業界全体が定額制のサブスク型販売が主流になっており、1点あたりの単価が下落傾向にあります。Shutterstockだけで生活費を稼ぐことは非常に難しく、あくまで副業や趣味の延長として捉えるのが現実的です。
目安となる数字として、350枚ほど売れて初めて最低支払額(35ドル程度)に到達します。月1万円を稼ぐには月間700回から1,000回程度のダウンロードが必要であり、安定した収入を得るには数千点以上の作品登録が必要となります。
Shutterstockは過去にも大幅な報酬改定を行った実績があり、今後も報酬体系が変更される可能性があります。無制限ダウンロードプランの本格展開や、AI関連の新しい収益モデルの導入など、変化に対応できる準備が必要です。
ストックフォトは即座に大きな収入を得られるビジネスではありませんが、長期的に作品を蓄積していくことで、パッシブインカム(不労所得)として機能する可能性があります。自分のペースで楽しみながら続けることが、最終的には成功への近道となるでしょう。特にShutterstockは世界最大級のプラットフォームであり、全世界のユーザーに作品を届けられるという大きなメリットがあります。報酬単価は低めですが、ダウンロード数を稼ぎやすいという特性を活かし、他のストックフォトサービスと併用することで、総合的な収益を最大化することが可能です。

コメント