ストックフォトで稼ぐカメラは中古vs新品どっち?コスパ徹底比較

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ストックフォトで稼ぐためのカメラは、中古と新品のどちらを選ぶべきか。結論として、コストパフォーマンスを重視するならば中古カメラが有利であり、2〜3年前のモデルでもストックフォト用途には十分な画質を備えています。ストックフォトとは、撮影した写真をインターネット上のプラットフォームにアップロードし、ダウンロードされるたびに報酬を得るビジネスモデルです。副業として注目を集めるストックフォトを始めるにあたり、多くの方が「どのカメラを購入すべきか」「中古と新品ではどちらがコスパに優れているのか」という疑問を持っています。この記事では、ストックフォトで稼ぐためのカメラ選びについて、中古と新品のコスパを徹底的に比較しながら、主要サービスの特徴や売れる写真の傾向、おすすめの中古カメラモデル、購入時の注意点まで幅広く解説していきます。

目次

ストックフォトで稼ぐ仕組みと副業としての魅力

ストックフォトとは、写真やイラストなどの素材をあらかじめ撮影・制作しておき、それを必要とする個人や企業に販売するビジネスモデルです。購入者はウェブサイトや広告、パンフレット、プレゼン資料など、さまざまな用途で素材を使用します。デジタルカメラの普及とインターネットの発展により、現在では専門のプロカメラマンでなくても気軽に参入できる市場となりました。品質が良ければ、一眼レフカメラやスマートフォンで撮影した写真であっても販売が可能です。

ストックフォト副業が注目される理由

ストックフォトが副業として注目される理由は、大きく四つあります。まず初期費用をほぼゼロで始められる点です。すでにカメラやスマートフォンを持っていれば追加の費用をかけずにスタートでき、ストックフォトサイトへの登録も無料のところがほとんどです。次に場所や時間を選ばないことが挙げられます。空いた時間に撮影して好きなタイミングでアップロードできるため、本業を持つ社会人でも取り組みやすい副業といえます。さらにストック型の収入が得られる点も大きな魅力です。一度アップロードした写真は削除しない限り販売され続け、過去に投稿した作品が継続的にダウンロードされることで不労所得に近い収入を得られる可能性があります。加えて、売れる写真を研究し撮影を繰り返すことで写真技術が自然に向上するため、スキルアップにもつながります。

ストックフォトで得られる収入の現実的な目安

ストックフォトの収入は個人差が非常に大きく、始めたばかりの時期は月に数百円から数千円程度の収入にとどまるケースがほとんどです。一般的な目安として、数百枚の写真を登録して月に数千円から1万円程度を稼ぐ方が多いとされています。一方で、数千枚以上の作品を保有し、月に数万円以上を安定して稼ぐ方もいます。ある投稿者の報告では、ストックフォト5社に登録し、2024年1月から12月までの売上総額は約43,000円で、月平均約3,600円の報酬でした。これが初心者から中級者にとっての現実的な収入レベルといえるでしょう。ストックフォトは短期間で大きな収入を得るビジネスではなく、コツコツと作品を積み上げていくことで少しずつ収入が増えていくタイプの副業です。重要なのは、すぐに結果が出なくても諦めず長期的な視点で取り組むことです。

ストックフォトで稼ぐための主要サービスとロイヤリティ比較

ストックフォトサービスの選び方は収益に直結する重要なポイントです。国内外に多数のサービスが存在しますが、それぞれロイヤリティ率や特徴が異なるため、自分に合ったサービスを選ぶことが大切です。以下の表で主要4サービスを比較します。

サービス名特徴ロイヤリティ率おすすめポイント
PIXTA日本最大級、全て日本語対応22〜58%(ランクにより変動)日本市場向けの季節感ある写真に強い
写真AC日本のフリー素材サイト、審査が緩め1DLあたり3.25円(人物写真は11円)初心者が経験を積むのに最適
Adobe Stock世界的に知名度が高い、日本語対応33%(写真)、35%(ビデオ)高単価を狙いたい方向け
Shutterstockビジネス写真に強い海外サービス変動制海外需要を取り込みたい方向け

PIXTA(ピクスタ)は2025年1月時点で販売素材数が1億点を超えた日本最大級のストックフォトプラットフォームです。日本発祥のサービスで全て日本語対応のため、英語が苦手な方にも使いやすくなっています。日本ならではの季節感のある写真が人気で、報酬単価は高めですがダウンロードされにくい傾向があるとされています。

写真AC(Photo AC)はユーザーが無料でダウンロードでき、クリエイターには広告収入の一部が収益として支払われるシステムです。ロイヤリティは1ダウンロードあたり3.25円(人物写真の場合は11円)と低めですが、その分ダウンロードされやすいという特徴を持っています。審査が緩めなので初心者が気軽に投稿して経験を積むのに適しています。

Adobe Stock(アドビストック)は世界的に知名度が高く、タイトルやタグが日本語に対応しているため、世界中のユーザーに自分の写真を販売できます。ある投稿者の報告では、15ヶ月間の合計収益でPIXTAの約60,000円に対しAdobe Stockは約145,000円と、大きな収益差が出ています。高単価を狙いたい方に特に向いているサービスです。

Shutterstock(シャッターストック)は世界規模で展開しており、ビジネス関連の写真が強いとされる海外サービスです。ただし、商標表示に関する審査が厳しく、店名らしき文字列が壁に書かれているだけでも却下されることがあるため注意が必要です。

初心者にはまずPIXTAと写真ACから始めることをおすすめします。PIXTAは国内ユーザーが多く売れ筋もわかりやすいサービスです。写真ACは審査が緩めなので気軽に投稿でき、実践を通じて経験を積めます。慣れてきたらAdobe StockやShutterstockに挑戦し、より高単価や海外需要を狙うのが効率的な戦略です。

ストックフォトで売れる写真のジャンルと撮影テクニック

需要の高いジャンルと最新のトレンド

ストックフォトで売れやすい写真には明確な傾向があります。芸術性の高い写真よりも実用性が高い写真に多くの需要が集中しているのが特徴です。

ビジネスシーンの写真は常に高い需要を持つジャンルです。会議やプレゼンテーション、パソコン作業、握手、名刺交換など、ビジネスで使われるさまざまなシーンの写真が求められています。近年はDX(デジタルトランスフォーメーション)やAI関連のビジネスシーンの需要が急速に拡大しています。ライフスタイル写真も人気のジャンルで、料理、育児、旅行、DIY、家族団らん、趣味活動など日常生活のさまざまなシーンを切り取った写真がよく売れています。

医療・介護関連の写真は専門性が高く撮影できる人が限られるため、競争が少なく高単価が期待できるジャンルです。病院の風景や診察シーン、介護の様子、マスクや注射などの医療用品の写真が該当します。教育・学習の写真も需要があり、勉強中の子供やタブレット学習、学校生活のイメージなどが求められています。

季節イベントの写真は年間を通じて安定した需要を持っています。桜、花火、紅葉、雪景色といった季節の風物詩や、クリスマス、正月、バレンタイン、ハロウィンなどのイベント関連写真が人気です。特に「地域名+季節+体験」が組み合わさった写真は検索されやすく、売れやすい傾向があります。テクノロジー関連の写真への需要も増加しており、スマートフォン、SNS、AI、ロボット、プログラミングなど現代的なテーマが注目されています。

サステナビリティ、多様性、リモートワーク、ウェルビーイングなど社会的関心の高いテーマへの需要も増加傾向にあります。ストックフォト市場では「リアルな空気感」「季節と地域のつながり」「人の営みと自然の調和」がキーワードとなっており、AI生成画像の普及によって人間らしい自然な写真の価値がさらに高まっています。

売れる写真の技術的な特徴と審査通過のポイント

売れる写真に共通する技術的な特徴として、シンプルで明るく使いやすいことが基本です。ごちゃごちゃした背景や暗い写真は敬遠されがちで、シンプルな構図で明るく撮影された写真が好まれます。コピースペース(テキストを入れるための余白)を意識した構図も重要なポイントです。広告やウェブデザインで使用される際に写真の一部にテキストが配置されることが多いため、あえて余白を作った写真が使いやすいと評価されます。同じ被写体でも縦位置・横位置、アップ・引き、正面・斜めなど複数の構図やアングルで撮影しておくことで、購入者の選択肢が増えダウンロードされる確率が上がります。コンセプトやテーマがはっきりしていて、何を伝えたい写真なのかが一目でわかることも重要です。

審査で却下されやすい写真にはいくつかのパターンがあります。ノイズ(ざらつき)が目立つ写真はISO感度を上げすぎることが原因で、ISO感度400以下が推奨されています。ただし、最近の一眼レフやミラーレスならISO800程度でもノイズが少ないことが多いです。ピントが甘い写真も却下対象であり、特に人物写真では目や顔にピントが合っていることが求められます。商標や知的財産が写り込んでいる写真、個人が特定できる情報が含まれている写真も注意が必要です。有名な建築物や観光施設の中には外観や敷地そのものが知的財産として保護されているものもあるため、現代的に再建された建物や運営団体がある施設の撮影には特に配慮が求められます。テーマが明確でない写真や商用素材としての使い道が想像できない写真も却下されやすくなっています。審査通過率を高めるためには、LightroomやPhotoshopでの色調補正やトーン調整が効果的で、明るさや色味を整えるだけでも通過率が向上することがあります。

ストックフォトで稼ぐためのカメラ選び センサーサイズと画素数の基礎知識

フルサイズとAPS-Cセンサーの違いが画質に与える影響

カメラ選びにおいて重要な要素の一つがセンサーサイズです。主なセンサーサイズにはフルサイズ(35mm判、約36mm×24mm)とAPS-C(約23.6mm×15.8mm)があり、APS-Cはフルサイズの約1.5分の1の面積となります。

フルサイズセンサーはサイズが大きいため一度に取り込める光の量が多く、画像生成時の情報量も豊富です。明暗差や色の階調に優れた描写が可能で、特に高感度・暗所撮影においてフルサイズの優位性が顕著に現れます。APS-CではISO6400まで上げるとノイズが目立ちやすいのに対し、フルサイズではISO6400でもノイズが少なく、暗いシーンでの撮影の幅が広がります。ボケ量にも約1段分の差があり、フルサイズの方が被写体を引き立てるボケ表現がしやすくなっています。フルサイズが特に向いている撮影シーンは、風景(日没・夕景・朝焼け)、夜景、天体や星空などで、画角の広さと高感度撮影性能を活かせます。

一方、日中の撮影で光量が十分に確保できる場合はAPS-Cでもフルサイズと遜色ない画質の写真を撮ることができます。APS-Cのメリットは価格の安さと軽量さにあり、ボディもレンズもフルサイズより小型軽量で価格も抑えられています。センサーサイズの関係で被写体が約1.5倍に拡大されるため望遠撮影にも有利で、スポーツや野生動物の撮影に向いています。

ストックフォトに必要な画素数と揃えるべき基本機材

ストックフォトサービスでは多くの場合、アップロード可能な画像の最低画素数として1200万画素程度が設定されています。現在販売されているほとんどのデジタルカメラは2000万画素以上のセンサーを搭載しているため、画素数の面で問題になることはほとんどありません。画素数よりも重要なのは画質そのものであり、センサーサイズが大きいカメラほど同じ画素数でも1画素あたりの面積が大きくなり、ノイズの少ない、ダイナミックレンジの広い写真を撮れることがストックフォトでは重視されます。

必要な機材は実はそれほど多くなく、カメラ1台とレンズ1本があれば十分に始められます。フルサイズカメラなら24-70mmのズームレンズ、APS-Cカメラなら18-55mmのレンズ、マイクロフォーサーズカメラなら12-35mmのレンズが標準的な選択肢です。余裕があればマクロレンズを追加すると、被写体の精細な質感表現や小さな物の接写が可能になり撮影の幅が広がります。三脚は手ブレ防止と構図決めに便利で、特に室内撮影や夜景撮影で重宝します。白い板やシーツのような背景用の素材があると、ストックフォトで人気の白背景シンプル静物写真にも対応できます。いきなり高価な機材を揃える必要はなく、まずは手持ちのカメラで始めて売上に応じて機材を増やしていくのが賢明な方法です。

中古カメラと新品カメラのメリット・デメリットをコスパで徹底比較

ストックフォトで稼ぐためのカメラを選ぶ際、中古と新品のどちらが良いかは多くの方が悩むポイントです。それぞれの特徴を理解した上で、自分に合った選択をすることが大切です。

新品カメラを選ぶメリットとデメリット

新品カメラの最大のメリットはメーカー保証が付いていることです。通常1年以上の保証があり、初期不良や故障があった場合でも無償で修理や交換を受けられます。前の使用者がいないため故障リスクが低く、使用頻度や保管状態による劣化の心配がありません。最新のオートフォーカス技術や手ブレ補正、高感度性能、動画機能など最新の技術を活かした機能が使えることも新品ならではの強みです。数年後に買い替えを検討した際にリセールバリュー(売却時の価値)が高いことも見逃せないポイントです。新品のカメラを使う喜びや、自分が最初のオーナーであるという所有感は、撮影のモチベーションにもつながります。

一方で新品カメラのデメリットは価格の高さです。フルサイズミラーレスカメラは安くても20万円程度で、ハイエンドモデルになると100万円に達するものもあります。発売直後の機種は口コミや評価が出揃っておらず十分な情報収集ができない場合があることや、限られた予算内で新品を購入しようとすると機能を抑えたエントリーモデルで妥協せざるを得ないことがある点もデメリットといえます。

中古カメラを選ぶメリットとデメリット

中古カメラの最大のメリットは価格の安さです。発売から2〜3年経過したモデルは中古価格がかなり下がり、新品の半額以下で購入できることもあります。同じ予算でより上位のモデルが手に入るのも中古の魅力で、新品では手が届かなかったフルサイズ機や上位機種が予算内で購入可能になります。ストックフォト用途では最新機種である必要はなく、数年前のモデルでも十分な画質を持っているため、中古カメラとの相性は非常に良いといえます。生産終了した高評価モデルやオールドレンズなどが手に入ることも中古市場ならではの魅力です。発売から時間が経っているためネット上にレビューや使い方の情報が豊富にあり、購入前に十分な情報収集ができます。高価な新品を買って失敗するのが怖いという方でも比較的気軽に試せることや、既存の資源を有効活用するサステナブルな消費という観点でも中古カメラは評価されています。

中古カメラのデメリットとしては、前の持ち主の使用頻度や保管状態が不明なため故障リスクがあることが挙げられます。特にシャッター回数が多いカメラはシャッターユニットの寿命が近い可能性もあります。保証が短いまたは無いケースがあり、購入後に問題が発生した場合は修理費用が自己負担になるリスクもあります。最新モデルと比べて機能面や操作面で差が出やすいことも覚悟しておく必要があります。カメラは湿気にとても弱い精密機械のため、「購入したカメラが実は傷んでいた」ということも起こり得る点には注意が必要です。

中古と新品のコスパ比較表

比較項目新品カメラ中古カメラ
価格高い(フルサイズ20万円〜)安い(新品の半額以下も可能)
保証メーカー保証1年以上短い、または無し
故障リスク低いやや高い
最新機能搭載旧世代の機能
レビュー情報発売直後は少ない豊富に蓄積
リセールバリュー高い購入時点で低め
ストックフォト適性◎(画質は十分)

ストックフォト用途でコストパフォーマンスを重視するなら中古カメラがおすすめです。ストックフォトで重要なのは画質であり、最新のオートフォーカス速度や連写性能はそれほど重要ではありません。2〜3年前のモデルでも画質面では現行機種と大きな差がないことがほとんどです。ただし、ストックフォトを長く続けるつもりなら、ある程度の初期投資をして信頼性の高いカメラを購入した方が結果的にコスパが良くなる場合もあるため、自分の撮影スタイルや予算に応じた判断が大切です。

中古カメラ購入時の注意点と確認すべきポイント

信頼できる購入先の選び方

中古カメラは必ずカメラ専門店で購入することが重要です。リサイクルショップやネットオークション、フリマアプリでの個人売買は、専門知識のない人が売っている可能性があり、不具合品を購入してしまうリスクが高まります。おすすめの購入先としては、カメラのキタムラ、マップカメラ、フジヤカメラ、カメラのナニワ、アールイーカメラなどが挙げられます。これらの店舗にはカメラ専門の知識を持つスタッフが在籍し、厳密な検品やメンテナンスを実施しています。多くの専門店では半年から1年程度の独自の保証を付けているため、万が一の故障時にも安心です。オンラインで購入する場合もこれらの専門店のウェブサイトを利用することで、商品状態の詳しい記載や写真を確認した上で購入できます。

シャッター回数で中古カメラの消耗度を見極める方法

シャッター回数とは、そのカメラがシャッターを切った回数のことで、カメラの消耗度を示す重要な指標です。自動車の走行距離に例えられることもあり、中古カメラ購入時には必ず確認すべき項目です。一般的なシャッター耐久回数の目安は、入門機で5万〜10万回、中級機で15万〜20万回、プロ用高級機で30万〜40万回とされています。

中古購入時の判断基準として、エントリーモデルは2万〜3万回以下なら優良で5万回以上なら要注意です。ミドルクラスは5万回以下なら優良で8万回以上なら詳細チェックが必要です。プロモデルは10万回以下なら優良で20万回以上なら詳細チェックが必要となります。

シャッター回数の確認方法はメーカーによって異なります。ウェブサイト「ショット数.com」を利用すれば写真をアップロードするだけで多くのカメラのシャッター回数を確認できます。Canonは「EOS DIGITAL Info」などのソフトウェアでPCに接続して確認し、Nikonは「JpegAnalyzer」などのフリーソフトを使用します。Sonyは「Sony Alpha Shutter Count Tool」というオンラインツールを利用し、Olympusはボディの「隠しコマンド」と呼ばれる方法で確認が可能です。

センサーとレンズの状態を確認するチェック方法

中古カメラを購入する際に真っ先に確認すべきはイメージセンサーの状態です。センサーにホコリやチリ、傷、カビなどがあると、撮影した写真に黒点や汚れが写り込んでしまいます。確認方法としては、絞りを絞って(F値を大きくして)白い壁や空など均一な明るさの被写体を撮影し、撮った写真を拡大してチェックします。黒い点や汚れが写っていた場合はセンサーが汚れている証拠です。

レンズについては内部にカビやクモリがないかのチェックが特に重要です。湿度の高い場所に保管されていたレンズは内部にカビが生えることがあり、一度カビが生じるとクリーニングは困難です。さらに厄介なことに、カビは他のレンズや装着したボディに転移する可能性があるため、カビのあるレンズは極力避けるべきです。店頭で購入する場合はレンズを光にかざして内部をチェックし、オンライン購入の場合は商品説明に「カビなし」「クモリなし」と明記されているものを選ぶことが重要です。

その他のチェックポイントとして、シャッターやオートフォーカス、各種ダイヤル、ボタンなどが正常に動作するか確認し、可能であれば試し撮りを行うことをおすすめします。可動部分に「粘り気」が感じられスムーズに動かない箇所があるカメラは内部の劣化が疑われます。「アタリ」と呼ばれるボディやレンズ鏡胴の凹みがあるものは、落下や強い衝撃を受けた痕跡であり、内部にもダメージが及んでいる可能性があるため避けた方がよいでしょう。付属品(バッテリー、充電器、ストラップ、ボディキャップ、説明書など)の有無も確認が必要で、特にバッテリーは消耗品のため劣化している場合は別途購入が必要になります。保証内容についても、保証期間や保証範囲を事前に確認しておきましょう。

ストックフォトにおすすめの中古カメラモデルと価格帯

10万円以下で購入できるフルサイズモデル

予算10万円以下でストックフォトに適した中古カメラとして、まずSony α7 IIが挙げられます。2014年12月に発売されたフルサイズミラーレスで、世界初のボディ内光学式5軸手ブレ補正機能を内蔵し、2430万画素のフルサイズセンサーを搭載しています。中古価格はボディのみで6万円〜10万円程度です。α7 III以降と比べてバッテリーが小さいのがネックですが、フルサイズの画質を手軽に体験できるモデルとしてストックフォト入門に適しています。

Canon EOS RPもおすすめの選択肢です。キヤノンがミラーレス市場に本格参入するきっかけとなったモデルで、小型・軽量ながらフルサイズらしい高画質を実現しています。新品でも約11万円程度から購入でき、中古ならさらに手頃な価格で手に入ります。連写性能(5コマ/秒)や電池持ちは控えめですが、ストックフォト用途では連写速度を求められる場面は少ないため十分な性能です。

15万円前後で購入できる高性能モデル

もう少し予算を出せるなら、Sony α7 IIIが非常におすすめです。2018年に発売されたモデルですが、今でも多くのユーザーに愛用されている人気機種です。有効画素数約2420万画素の裏面照射型センサーを搭載しておりノイズが出にくく、リアルタイム瞳AFや5軸5段のボディ内手ブレ補正も備えています。高容量バッテリーで電池持ちが良く、USB Type-Cからの給電にも対応しています。中古で15万円前後で購入でき、ストックフォト用途に非常に適した一台です。

Nikon Z5も優れた選択肢として注目されています。2020年に発売され、有効画素数2432万画素と5軸5段のボディ内手ブレ補正を搭載しています。USB給電に対応しておりバッテリーライフに不安がなく、ファインダーは倍率0.8倍・369万ドットで上位機種Z6と同等の性能を誇ります。防塵防滴にも配慮したボディ設計で、Nikonらしい堅実な作りが特徴です。中古価格も手頃になってきており、信頼性を重視する方に向いています。

Panasonic LUMIX DC-S5はフルサイズの高画質とプロ級の動画機能を小型ボディに詰め込んだモデルです。6.5段分の強力なボディ内手ブレ補正を搭載しており、中古価格はボディのみで約10万円〜13万円程度となっています。写真だけでなく動画素材の販売も視野に入れている方には特に魅力的な選択肢です。

APS-Cモデルという賢い選択肢

フルサイズにこだわらないなら、APS-Cモデルも十分に検討する価値があります。日中の撮影がメインであまり暗い場所での撮影を想定しないなら、APS-Cでもストックフォトに対応できる画質の写真が撮影可能です。ボディもレンズもフルサイズより安く軽量なので持ち運びの負担も少なくなります。

Sony α6400やFujifilm X-T30などは中古で7万円〜10万円程度で購入でき、高性能なAPS-Cミラーレスとして高い評価を得ています。カメラ初心者がストックフォトを始めるなら、まずAPS-Cで経験を積み、収益が出てきたらフルサイズにステップアップするという流れも合理的な選択です。

ストックフォトで継続的に稼ぐための実践的なコツ

継続と需要を意識した撮影が成功への鍵

ストックフォトで成功するための最大のポイントは継続することです。始めてすぐに大きな収益が出ることはほとんどなく、最初の数ヶ月は収益がゼロということも珍しくありません。しかし、コツコツと写真を投稿し続けることで少しずつダウンロード数が増え、収益も上がっていきます。月10万円の収益を目指すなら、最低でも500〜1000点の高品質な写真をポートフォリオに持ち、毎月50〜100点の新作を追加する継続力が必要とされています。

自分の撮りたい写真ではなく需要のある写真を撮ることが稼ぐための秘訣です。PIXTAやAdobe Stockなどの「売れ筋素材」や「人気写真」のコーナーで売れている写真の傾向を分析し、自分の撮影に活かすことが大切です。「この写真は何に使えるだろう?」と購入者目線で考えながら撮影することで、実用性の高い写真が撮れるようになります。

タグ付けの工夫と複数サービスの活用で収益を最大化する

どんなに良い写真を撮っても検索で見つけてもらえなければダウンロードにはつながりません。適切なタグ付けとキーワード設定が収益を左右する重要な要素です。被写体そのもの(猫、花、ビジネスマンなど)だけでなく、雰囲気(明るい、爽やかなど)、用途(背景、素材、イメージなど)、季節(春、夏、秋、冬など)も含めると検索にヒットしやすくなります。最近はAIを使ってタグを自動生成するツールも登場しており、これらを活用するのも効率的な方法です。

複数のサービスに同時に登録することで収益の機会を大きく広げられます。同じ写真を複数のサービスにアップロードすることで、それぞれのサービスでダウンロードされる可能性が生まれます。サービスによって審査基準や売れ筋が異なるため、あるサービスでは売れなかった写真が別のサービスで人気になることもあります。ただし、排他的契約(独占契約)を結んでいる場合は他のサービスへの同時出品ができないため、契約内容をよく確認しておくことが必要です。

季節やイベントに関連する写真は需要が高いものの、実際に使われるのはそのイベントの1〜2ヶ月前からです。クリスマスの写真が売れ始めるのは10月〜11月頃、桜の写真が使われ始めるのは2月〜3月頃となっています。年間カレンダーを意識して季節のイベントを先取りした撮影計画を立てることが、安定した収益を生み出す効果的な戦略です。ストックフォトはすぐに大きな成果が出るビジネスではありませんが、需要のある写真を研究し適切なタグ付けを行い、複数のサービスを活用しながら長期的な視点で取り組むことで、着実に収入を積み上げていくことができます。

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