【2025年最新】123RF AIイラストで副業収入を得る完全ガイド!審査のコツから収益化まで

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近年、AI技術の急速な発展により、イラスト制作の分野でも革命的な変化が起きています。特に注目されているのが、ストックフォトサイト大手の123RFが提供するAIイラスト関連サービスです。123RFは2005年に設立され、世界最大級のデジタルストックエージェンシーとして成長を続けており、従来のストックコンテンツ提供に加えて、AI画像生成ツールやAIデザイン作成ツールを積極的に導入しています。これらのツールは、簡単な文章入力だけで独自のユニークな画像を生成でき、多様なスタイル(ポリゴン、漫画、デジタルアート、シネマティック、ピクセルアートなど)から選択可能です。また、コントリビューターとしてAI生成画像を販売し、30%から60%という高い報酬率で収益を得ることも可能になっています。しかし、AIイラストの商用利用には著作権や倫理的な側面から注意が必要であり、適切な知識と戦略が求められます。本記事では、123RFでのAIイラスト活用について、基本的な仕組みから収益化方法、法的リスクまで包括的に解説していきます。

目次

123RF AIイラストとは?基本的な仕組みと特徴を教えて

123RF AIイラストは、世界最大級のストックコンテンツプロバイダーである123RFが提供する革新的なAI画像生成サービスです。INMAGINEグループの一員として、2005年の設立以来成長を続けてきた123RFは、従来のロイヤリティフリーストックコンテンツに加えて、AI技術を活用した次世代のクリエイティブツールを積極的に導入しています。

AI画像生成ツールの主要機能として、非常に使いやすいユーザーインターフェースが特徴的です。ユーザーは数個の単語を入力するだけで、独自のユニークな画像を生成できます。特別な機器は必要なく、ウェブベースで手軽に利用できるため、デジタルノマドのように世界中を旅する人々でも、携帯電話から数回のクリックで高品質な画像を生成することが可能です。

生成可能なスタイルは多岐にわたり、ポリゴン、漫画、デジタルアート、シネマティック、ラインアート、ピクセルアート、写真風など、様々な表現方法から選択できます。これにより、ストックイメージでは見つけにくいカスタマイズされたグラフィックが必要な場合でも、フリーランサーに依頼する時間やコストをかけることなく、短時間で理想的な画像を生成できます。

さらに注目すべきは、2023年7月に発表されたAI画像バリエーション機能です。この機能は、1つの参照画像からワンクリックで2つの異なるAI画像を生成し、ユーザーのニーズに合わせた多様な画像を提供します。重要なのは、この機能がオリジナル画像のコントリビューターの知的財産権も保護する点です。AI生成画像にライセンスが付与されるたびに、ライセンス収入はオリジナル画像のコントリビューターに適切に分配される仕組みが構築されています。

AIデザイン作成ツールも提供されており、ロゴ、ビデオ、バナーなどを簡単に作成できます。他のデザインツールと比較して、AからZまでをカバーしており、既存テンプレートを修正する手間が大幅に削減されます。無料トライアル版も利用可能で、会社名や業界を入力し、ロゴのスタイルや色を選択することで、アイコンやテキストを組み合わせた独自のロゴを作成できます。デザイナーを雇う費用と時間を節約でき、企業や個人にとって効果的なロゴ作成ツールとして高く評価されています。

123RFでAIイラストを販売して収益化する方法は?

123RFでAIイラストを販売して収益化するには、コントリビューターとしての登録と承認プロセスを経る必要があります。まず、有効な形式の本人確認書類をアップロードし、その後提出した最初の10枚の画像が審査を通過する必要があります。承認後は、既存のコントリビューターと同様に多くの画像をアップロードできるようになります。

登録手順では、必要事項の記入に加えて、支払い方法の設定が重要です。PayPal、Skrill、Payoneerから選択でき、希望支払限度額の設定も行います。PayPalとPayoneerは50ドル、Skrillは100ドルが最低支払い額となっており、支払いは月末締めで翌月15日に自動で行われます。

報酬体系は非常に魅力的で、各ライセンスの売上に応じて30%から60%という比較的高いコミッションがコントリビューターに支払われます。この報酬率は他のストックサイトと比較しても競争力があり、多くのクリエイターにとって魅力的な収益源となっています。

特に便利なのが、AIによる自動タグ付け機能です。大量の作品を扱うコントリビューターにとって、手動でのタグ付け作業は非常に時間がかかりますが、123RFではAIが画像に自動でタグ付けしてくれるため、作業効率が大幅に向上します。これにより、クリエイターはより多くの時間を作品制作に集中できます。

また、123RFに登録したコンテンツは他のプラットフォームでも販売可能という柔軟な規定があります。購入者が取得した後も著作権はコントリビューターが保持するため、複数のプラットフォームで同時に販売することで収益機会を最大化できます。

ただし、「Content Contributor Agreement」への同意が必要で、この契約では123RFがコントリビューターのコンテンツを非独占的に世界中で配布・ライセンス販売する権利を持つこと、マーケティング目的でのコンテンツ使用、報酬体系、契約違反時のアカウント停止・削除、解約条件、税務責任などが詳細に規定されています。

税務面での注意点として、日本のコントリビューターは米国の税金関連書類であるW-8BENフォームの提出を求められる場合があります。これは、米国企業からのロイヤリティ収入に対する30%の源泉徴収税を、日米租税条約に基づき軽減(場合によっては0%)するための重要な書類です。適切な手続きを行うことで、税負担を大幅に軽減できる可能性があります。

123RFと他のストックサイトでのAIイラスト収益性の違いは?

AIイラストの収益性は、ストックサイトによって大きく異なります。2024年2月時点の個人実験データを基に、主要プラットフォームの収益性を比較してみましょう。

Adobe Stockは、AI生成画像の販売に最も積極的で、AI画像マークが表示されるなどユーザーも選びやすい環境が整っています。個人実験では5ヶ月間で最も収益が得られたプラットフォームとなり、1ダウンロードあたり0.33ドルから26.40ドルの収益が期待できます。ただし、レビュープロセスには約3ヶ月かかり、品質基準は他のサイトよりも厳しめです。ダウンロードごとに30%の手数料が発生しますが、その分単価が高く設定されています。

123RFでは、214枚の画像をアップロードし、4つのダウンロードで0.86ドルの収益という結果でした。販売力はそれほど高くありませんでしたが、日本語対応している点と、AI生成画像のレビューが数日以内に行われるという大きな利点があります。2025年に審査システムが改良され、以前と比較して却下率が著しく減少したと報告されており、現在ではPIXTAやiStockと同程度に審査に通りやすくなっています。

Freepikでは、約100枚のAI生成画像を掲載し、最も多くのダウンロード(23枚)を記録しました。しかし、1ダウンロードあたりの単価は4〜5セントと低い傾向にあり、量的な販売力はあるものの単価の低さが課題となっています。

Wirestockは最も収益性が高いプラットフォームとして注目されています。95枚のAI生成画像で4ダウンロード、7.50ドルの収益を記録し、個人実験では最高の収益率を示しました。WirestockはAI生成画像の販売に積極的で、画像を複数のマーケットプレイス(Adobe Stock、123RF、Freepik、Dreamtime、Imagoなど)に同時にアップロードできるサービスを提供しています。キーワード付けや配信を代行してくれるため、作業効率が大幅に向上します。ただし、無料プランでは月にアップロードできる画像数に制限があり、月額料金と販売手数料がかかります。レビュープロセスは3ヶ月程度かかり、高品質なAIイラストのみが受け入れられます。

PIXTAは国内サイトで日本語対応しており、AI生成素材であることをチェック項目で明示して投稿できるようになりました。コミック系からリアルなものまで幅広く投稿されており、個人実験ではバレンタイン時期のチョコ系やテクスチャ系のAI画像が数点売れたと報告されています。日本市場に特化している分、国内向けのコンテンツには強みがあります。

一方、ShutterstockとiStockという大手ストックフォトサイトは、2025年1月時点ではAI生成画像を受け入れていません。ただし、GettyimagesとShutterstockが2025年1月に経営統合することで合意したため、今後の動向が注目されます。

収益を増やすための重要なポイントとして、収益はポートフォリオの量に直結することが実証されています。可能な限り多くのAI生成画像をアップロードすることが推奨されますが、AI生成画像のレビュープロセスは通常、従来の写真よりも時間がかかる傾向にあることも考慮する必要があります。

123RFのAIイラスト審査に通るコツと注意点は?

123RFでAIイラストの審査に通過するためには、品質と独創性を重視した作品作りが最も重要です。2025年に審査システムが大幅に改良され、以前と比較して却下率が著しく減少したと報告されており、現在ではPIXTAやiStockと同程度に審査に通りやすくなっています。

技術的な品質基準として、画像の解像度は十分に高く保つ必要があります。ピクセル化やぼやけ、不自然な歪みがある画像は却下される可能性が高いため、生成後の品質チェックは欠かせません。特にAI生成画像でよく見られる手や顔の不自然な描写、背景の不整合、文字の乱れなどは厳しくチェックされます。

コンテンツの独創性と市場価値も重要な審査ポイントです。既存の有名キャラクターや実在の人物に似た画像、特定のブランドロゴを模倣した作品は著作権や肖像権の問題から却下されます。また、商用利用の需要が見込めない純粋に芸術的すぎる作品よりも、ビジネスシーンで活用できる実用性の高い画像が好まれる傾向があります。

AIによる自動タグ付け機能を活用することで、審査通過の可能性を高められます。123RFのAIシステムが画像内容を正確に認識できるよう、明確で分かりやすいコンテンツを作成することが重要です。複雑すぎる構図や曖昧な表現よりも、シンプルで明確なメッセージを持つ画像の方が自動タグ付けの精度が向上し、結果として審査にも通りやすくなります。

審査プロセスの効率化のため、123RFでは数日以内にレビューが完了するという大きなメリットがあります。他のプラットフォームでは数週間から数ヶ月かかることもあるため、この迅速性は大きな競争優位性となっています。ただし、初回の10枚の画像審査は特に厳格に行われるため、最初の投稿では特に高品質な作品を選別して提出することが推奨されます。

避けるべき内容として、暴力的、性的、差別的なコンテンツは確実に却下されます。また、薬物や違法行為を連想させる画像、政治的に偏った内容、宗教的に配慮を欠く表現なども審査を通過しません。健全で多様な利用者に受け入れられるコンテンツ作りを心がけることが重要です。

継続的な改善のポイントとして、却下された画像の理由を分析し、次回の作品作りに活かすことが大切です。123RFからのフィードバックを注意深く読み、共通する問題点を特定して改善していくことで、審査通過率を向上させることができます。また、市場のトレンドや季節性を意識した作品作りも、審査通過だけでなく販売成績の向上にもつながります。

AIイラストの商用利用で知っておくべき著作権と法的リスクは?

AIイラストの商用利用には、著作権法に基づく重要な考慮事項があります。日本の著作権法では、「思想又は感情を創作的に表現したものであって、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するもの」を著作物として保護しており、AIと著作権の関係は「AI開発・学習段階」と「生成・利用段階」の二つに分けて理解する必要があります。

AI開発・学習段階では、AIが学習用データとして著作物を取り込む行為は、「著作物に表現された思想又は感情の享受を目的としない利用」に該当する場合、原則として著作権者の許諾なく行うことが可能です(著作権法第30条の4)。ただし、「当該著作物の種類及び用途並びに当該利用の態様に照らし著作権者の利益を不当に害することとなる場合」は例外となり、原則通り許諾が必要になります。

生成・利用段階では、より慎重な判断が求められます。AIを利用して画像を生成した場合でも、その利用が著作権侵害となるかどうかは、「類似性」と「依拠性」の二つの要件で判断されます。類似性とは既存の著作物と同一または類似しており、その「創作的表現」が共通していることを指し、依拠性は既存の著作物に接して、それを自己の作品の中に用いることを意味します。両方を満たす場合に著作権侵害が成立します。

AI生成物の著作物性についても理解が必要です。AIが自律的に生成したものは著作物に該当しないと考えられていますが、人が思想感情を創作的に表現するための「道具」としてAIを使用し、人の「創作意図」と「創作的寄与」が認められる場合は、そのAI生成物は著作物に該当し、AI利用者が著作者となると考えられています。

商用利用における5つの重要な注意点があります。第一に、ツールごとの利用規約が大きく異なる点です。Midjourneyの無料版は商用利用が禁止されるなど、サービスによって利用ルールが大きく異なるため、商用利用の可否や著作権帰属、クレジット表示の要否など、必ず利用規約を確認する必要があります。

第二に、生成素材は「唯一無二」ではないという点です。AIは膨大なデータから「それっぽいもの」を生成するため、似たような素材が他の人にも出力される可能性が高く、オリジナリティを主張しづらい問題があります。重要なブランディング要素には不向きな場合があることを理解しておく必要があります。

第三に、著作権が不明確な場合があるリスクです。AIが何を学習したかブラックボックスであることも多く、生成された素材に他人の著作物が混ざっている可能性があります。学習データが非公開のAIや有名アーティスト風のプロンプト、類似画像の自動生成には特に注意が必要です。Adobe FireflyやOpenAI社のDALL-E3のように、著作権に配慮された学習データのみを使用しているツールの選択が推奨されます。

第四に、肖像権・商標権のリスクがあります。AIでリアルな人物画像を生成した場合、実在の人物に似てしまう可能性があり、肖像権トラブルに発展するリスクがあります。特定のロゴに似せたデザインも商標侵害のリスクがあるため、十分な注意が必要です。

第五に、サードパーティ素材との組み合わせにも注意が必要です。AI生成素材と商用フォントやストック素材などを組み合わせる場合、個別のライセンスが矛盾しないかを確認し、「全体として」商用に使える構成かを慎重に確認する必要があります。

また、倫理的視点も重要で、透明性の確保、クリエイターの権利の尊重、公正な利用とアクセスの平等性、社会的受容性の向上が求められています。AIを「責任あるAI」として活用し、使用する人間が責任を持ち、人間の意思が中心となる世界を構築していくことが重要です。

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