PIXTAクレジット単価を徹底解説!一般販売と定額制で収益差5倍の真実

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PIXTAのクレジット単価は、一般販売(単品購入)と定額制販売で約5倍もの収益差が生じます。具体的には、一般販売でSサイズの写真が売れた場合は約160円の報酬を得られるのに対し、定額制では同じ写真でも約30円程度にとどまります。この収益差はクリエイターにとって非常に重要な要素であり、どちらの販売形態で多く売れるかによって月々の収入が大きく変動することになります。

PIXTAは日本国内最大級のストックフォトサービスとして、多くのクリエイターが写真やイラストなどのデジタル素材を販売しているプラットフォームです。素材がダウンロード購入されるたびに「クレジット」と呼ばれる独自の報酬単位が付与され、これを現金に換算して受け取る仕組みになっています。本記事では、PIXTAのクレジット単価の詳細な仕組みから、一般販売と定額制販売における収益の違い、そしてクリエイターとして収益を最大化するための具体的な方法まで、詳しく解説していきます。

目次

PIXTAとは何か

PIXTAは、プロ・アマチュアを問わず、誰でも写真・イラスト・動画などのデジタル作品をイメージ素材としてインターネット上で販売することができるマーケットプレイスです。クリエイターはPIXTAに自身が制作した作品を素材として投稿し、ダウンロード購入されるたびに販売金額の一定割合が報酬として還元される仕組みになっています。

日本市場に特化したサービスとして、国内ユーザーが多く、売れ筋も分かりやすいという特徴があります。また、リジェクト(審査不合格)の理由が明確で対応が丁寧であること、無料セミナーが定期的に開催されることなど、初心者にも優しいプラットフォームとして知られています。

PIXTAのクレジット制について

PIXTAでは販売された報酬は独自のレート「クレジット」として表記されます。このクレジットは一定の換算レートで現金化することができ、獲得クレジットの換算レートは段階的に設定されています。

2023年9月30日販売分までは1クレジット=110円(税込)で計算されていました。2023年10月1日から2026年9月30日までの販売分については1クレジット=108円(税込)となっています。さらに2026年10月1日から2029年9月30日までの販売分は1クレジット=105円(税込)に変更される予定であり、2029年10月1日以降の販売分については1クレジット=100円(税込)となります。

ただし、適格請求書発行事業者番号を登録済みのクリエイター(インボイス登録者)については、2023年10月1日販売分より1クレジット=100円(税抜)換算となり、別途消費税が加算されて支払われます。つまり、インボイス登録者は実質的に1クレジットあたり110円を受け取ることができます。獲得クレジットは、10クレジット以上貯まると現金と交換することができ、海外在住のクリエイターについては50クレジット以上が交換の条件となっています。

クリエイター契約形態の種類とコミッション率の違い

PIXTAには4種類のクリエイター契約形態があり、契約形態によってコミッション率(報酬割合)が異なります。

一般クリエイター会員は、PIXTA以外のプラットフォームでも自由に作品を販売できる会員制度です。Adobe StockやShutterstockなど、他のストックフォトサービスでも同じ作品を販売したい場合に適しています。コミッション率は最も低く設定されていますが、販売先を分散できるメリットがあります。

独占販売は、一般クリエイター会員が素材単位でPIXTA限定で販売することを選択した販売形態です。特定の作品だけをPIXTA独占にすることで、その作品については一般販売より高いコミッション率を得られます。

PIXTA専属クリエイター会員は、一定の条件を満たした上でPIXTAでのみ販売することを約束した会員制度です。PIXTAへの専属性を約束する代わりに、より手厚いサポートと高いコミッション率を得られます。専属クリエイターの作品は優先的に審査が行われ、アップロードした作品がいち早く販売開始になります。また、他の専属クリエイターとコミュニケーションできる専属クリエイター専用SNSに参加することもできます。

PIXTA人物専属クリエイター会員は、専属クリエイター会員のうち人物素材をメインで販売することを約束した会員制度です。最も高いコミッション率が設定されています。人物専属クリエイターは、PIXTAのキャスティングシステムを利用してモデルの手配を行うことができ、人物撮影で発生するモデル代・スタジオ代をPIXTAが立て替え、後日獲得クレジットの換金支払い時に相殺という形で支払うことができます。

クリエイターランク制度の仕組み

PIXTAでは、写真・イラスト素材を販売する回数が増えるとランクが上がる仕組みになっています。作品が購入されると、このクリエイターランクに応じたコミッション率により、売上の一部が獲得クレジットとして加算されます。

ランクは6段階に分かれており、累計販売数によって決定されます。ランク1は累計販売数0〜149枚、ランク2は累計販売数150枚以上、ランク3は累計販売数500枚以上、ランク4は累計販売数1500枚以上、ランク5は累計販売数3000枚以上、ランク6は累計販売数5000枚以上となっています。

重要なポイントとして、定額制販売でのダウンロード5回は単品販売での販売回数1回としてカウントされます。つまり、定額制でたくさんダウンロードされても、ランク上昇には単品販売より多くのダウンロード数が必要になります。ランクとコミッションは毎月1回、会員登録日に更新され、更新日前日までの過去1年間の販売実績に基づいて決定されます。

単品購入(一般販売)の価格体系と収益

PIXTAの単品購入では、サイズによって販売価格が決定されます。Sサイズ(Web用)は550円(税込)、Mサイズは1,980円(税込)、Lサイズは3,630円(税込)、XLサイズ(A3からの印刷用)は5,500円(税込)となっています。

サイズの仕様についても明確に定められており、Sサイズは縦横合計1300px以下でSサイズのみのアップはできません。Mサイズは縦横合計1301px以上4500px以下、Lサイズは縦横合計4501px以上8000px以下、XLサイズは縦横合計8001px以上となっています。画像の解像度はMサイズ以上が300dpi、Sサイズが72dpiに統一して販売されます。

単品購入時のコミッション率は契約形態とランクによって異なります。一般クリエイターの場合、ランク1で22%、ランク2で25%、ランク3で29%、ランク4で33%、ランク5で37%、ランク6で42%となっています。独占販売の場合はランク1で30%からスタートし、ランク6では48%まで上昇します。専属クリエイターはランク1で30%、ランク6で53%となり、人物専属クリエイターではランク1で42%、ランク6で58%という最も高いコミッション率が設定されています。

契約形態ランク1ランク2ランク3ランク4ランク5ランク6
一般クリエイター22%25%29%33%37%42%
独占販売30%33%36%40%44%48%
専属クリエイター30%40%43%46%49%53%
人物専属クリエイター42%45%48%51%54%58%

具体的な収益計算例として、一般クリエイター(ランク1、コミッション率22%)がMサイズ(1,980円)の写真を販売した場合、1,980円×22%÷110円で約4クレジット、現金換算で約440円となります。同じ条件で人物専属クリエイター(ランク6、コミッション率58%)の場合は、1,980円×58%÷110円で約10.4クレジット、現金換算で約1,144円となります。このように、契約形態とランクによって同じ素材が売れても収益に2倍以上の差が生じることがあります。

定額制販売の仕組みと獲得クレジット

定額制とは、購入者が一定の価格を支払うことで一定期間、所定の数量を上限に素材を好きなだけダウンロードできる販売方法です。購入者にとっては単品購入と比べて1点あたりの価格が大幅に安くなるのが魅力です。PIXTAの画像定額制プランには、月3点、10点、20点、50点、100点、350点、750点までダウンロードできる複数のプランがあります。

定額制での獲得クレジットはプランの種類によって計算方法が異なります。ダウンロード点数10点以下のプランでは、当該プランの月額利用料をプランの上限点数で割って算出した1ダウンロードあたりの金額に基づいて計算されます。計算式は「プラン販売価格÷プラン上限点数=1ダウンロードあたりの金額」となり、「1ダウンロードあたりの金額×コミッション率=獲得クレジット」で算出されます。通貨により販売価格は異なるため、同じプランで素材がダウンロードされても獲得クレジットに違いがある場合があります。

ダウンロード点数11点以上のプランでは、販売金額によらず1ダウンロードあたり所定の獲得クレジットを付与する方式になっています。一般クリエイターの場合、ランク1とランク2で0.25クレジット、ランク3で0.27クレジット、ランク4で0.30クレジット、ランク5で0.35クレジット、ランク6で0.40クレジットとなっています。専属・人物専属クリエイターの場合は定額制でも契約形態による優遇を受けられるようにコミッション率が変更され、0.25から最大0.65クレジットの報酬を受け取れるようになっています。

ランク一般クリエイター
ランク10.25クレジット
ランク20.25クレジット
ランク30.27クレジット
ランク40.30クレジット
ランク50.35クレジット
ランク60.40クレジット

定額制販売の場合、1枚売れたときの収入は約25円〜40円程度となります。ランク1の一般クリエイターなら約27.5円(0.25クレジット×110円)、ランク6でも約44円(0.40クレジット×110円)という計算になります。

一般販売と定額制販売の収益差の実態

単品購入と定額制では、同じ素材であっても報酬に大きな差があります。例えば、一般クリエイター(ランク3、コミッション率29%)がSサイズの写真を販売した場合、単品購入で売れた場合は550円×29%で約160円(約1.45クレジット)となりますが、定額制で売れた場合は約30円(0.27クレジット)にとどまります。つまり、同じ写真が売れても単品購入と定額制では約5倍の収益差が生じます。

ただし、販売数で見ると状況は異なります。定額制は報酬単価が低い代わりに販売回数は多くなる傾向があり、ある実例では「単品購入9枚に対し定額制83枚」という比率が報告されています。つまり、定額制の方が約9倍売れやすいということです。2022年以降、PIXTAでは定額制プラン購入の割合が単品購入の割合を超えており、購入者の多くが定額制プランを利用している現状があります。

収益シミュレーションとして、月に1000回ダウンロードされると仮定した場合(一般クリエイター・ランク4)を考えてみます。すべて単品購入(Sサイズ)の場合は、1000枚×550円×33%で約181,500円となります。一方、単品と定額が1対9の比率の場合は、単品100枚×550円×33%+定額900枚×0.30クレジット×110円で、18,150円+29,700円=47,850円となります。このように、定額制の割合が増えると総収益は大きく下がりますが、現実的にはほとんどのダウンロードが定額制経由であるため、定額制を無視して収益を得ることは難しくなっています。

2023年の報酬改定とインボイス制度への対応

2023年3月1日より、PIXTAは一部の定額制プランで画像素材を販売するクリエイターに対する報酬割合(コミッション率)を最大30%増額しました。対象は「ダウンロード点数11点/月以上の画像定額制プラン」で販売された作品の報酬割合です。

この改定の背景には2つの大きな要因がありました。1つ目は定額制プランの需要拡大です。2022年には定額制プラン購入の割合が単品購入の割合を超え、この現状に見合う報酬をクリエイターに還元する必要がありました。2つ目はインボイス制度への対応です。2023年10月から始まったインボイス制度に対応し、クリエイターの負担を軽減するために報酬割合を引き上げることが決定されました。

2023年10月1日のインボイス制度開始に伴い、PIXTAでは適切な対応が行われました。適格請求書発行事業者番号を登録しているクリエイターは、1獲得クレジット=100円(税抜)で計算され別途消費税が加算されます。実質的にはこれまでと同じ1クレジットあたり110円を受け取れます。適格請求書発行事業者番号を登録していないクリエイターは期間によって換金額が段階的に減額され、現在の2023年10月1日〜2026年9月30日の期間は1クレジット=108円、2026年10月1日〜2029年9月30日は1クレジット=105円、2029年10月1日以降は1クレジット=100円となります。

重要な点として、適格請求書発行事業者に登録していなくてもPIXTAでの素材販売は可能です。また、PIXTAでは適格請求書発行事業者番号の登録の有無にかかわらず、クリエイター全員のマイページで仕入明細書を発行しています。この仕入明細書がインボイスの代わりとなるため、適格請求書発行事業者であるクリエイターがインボイスを発行する必要はありません。

PIXTAで収益を最大化するための具体的なポイント

PIXTAで収益を上げるには、まず素材の量が重要です。上位10位以内のトップクリエイターは概ね3万枚以上、多い人で20万枚以上を販売しています。月収80万円稼ぐクリエイターの例ではアップロード枚数が87,000枚を超えており、単純計算で10,000枚で約10万円程度という目安があります。イラストの場合は、PIXTAのみで月平均10,000円になったのは登録数が1,000点に到達したあたりで、大体800点ほどが目安となっています。

売れる素材のジャンルを意識することも重要です。PIXTAで一番の売れ筋は人物の写真で、年間クリエイターランキングTOP100はほとんど人物の写真を撮っている方々がランクインしています。人物写真で本格的にストックフォトで稼ぐには、高性能の一眼レフカメラを購入してPIXTAの人物専属カメラマン契約をし、モデルやスタジオの手配をして人物写真専門で作品を登録していくのが早道とされています。そのようなスタイルで年収1000万円を超えるカメラマンもいるようです。

品質にこだわることも大切です。朝夕に撮影した光の状態の良い写真は売れやすいとされています。また、ストックフォトも普通のビジネスと同じで、「誰に」「何を」「どのような資源を使って」「どうやって差別化しながら」「どう収益を上げるか」を考えることが重要です。

長期的な視点で取り組むことも欠かせません。ストックフォトは年単位で考えるビジネスであり、長期間継続できるかどうかがポイントです。1年間続けても収入が100円に満たないケースもある一方、4年後に成果が見え始め月6万〜7万円の収入を得るようになり、最終的に独立して月80万円を達成した成功例もあります。

契約形態の選択も収益を最大化するうえで重要な要素です。一般クリエイターが22%から42%のコミッション率であるのに対し、専属クリエイターは30%から53%、人物専属クリエイターでは42%から58%という高いコミッション率を受け取ることができます。ただし、専属クリエイターになるとPIXTA以外のプラットフォームでの販売ができなくなるため、自分の活動スタイルに合った選択が必要です。

PIXTA Premiumコンテンツによる高単価販売

PIXTAでは、人物専属クリエイター審査に通過したクリエイター会員のみが販売できる「Premiumコンテンツ」という特別な仕組みがあります。これは自身の自信作を単価1万円(11,000円税込)で販売できる制度で、販売サイズはXL限定、販売形態は単品販売のみとなっています。

Premiumコンテンツのコミッション率は販売価格(税抜)の42%〜58%で、1枚売れると約4,200円〜5,800円の報酬を得ることができます。PIXTAが認める人物撮影に長けた実力と実績のある人物専属クリエイターが、モデルやロケーション、撮影テーマや写真のテイストなどにこだわった「渾身の作品」を月間最大50点までPremiumコンテンツとして販売することができます。

Premiumコンテンツとして販売できるのは完全新作のみで、すでに販売開始している作品をPremiumコンテンツとして販売することはできません。この制度は、実力も経験も確かなクリエイターの大規模撮影や新たなクリエイティブ表現への挑戦を支援することを目的として導入されました。

素材審査の基準と審査通過のコツ

PIXTAでは素材の販売にあたり審査を行っています。これは販売用ストック素材としての適切さを確認するもので、作品そのものの出来栄えを評価するものではありません。素材の審査では、画質や技術面のクオリティ、被写体の内容が販売素材として適しているかどうか、つけられたタグやタイトルの内容が適切か、必要に応じて適切な「モデルリリース(肖像権使用同意書)」が添付されているかを確認しています。審査期間は通常7〜14営業日(土日祝日含まず)で完了しますが、連休明けや応募が殺到した場合などはそれ以上に時間がかかることもあります。

審査通過のコツとして、写真の品質を高めることが最も重要です。明るい場所で撮影することや、必要な場合は三脚を使用することで品質は向上します。不要な物を排除してシンプルな写真を撮り、ゴミやしみがある場合はPhotoshopなどの画像編集ソフトを使って消すことも有効です。

オリジナリティも大切な要素です。ストックフォトにまだあまりアップされていない種類の写真は審査を通過しやすい傾向にあります。また、その人にしか撮れないオリジナルの写真もおすすめです。人物が写り込んだ写真については、モデルリリースの取得が重要です。人物をボカして詳細を確認できない場合でもモデルリリースを取得して添付することが審査を通るポイントです。

審査で注意すべきNG事項として、たとえ車が主題となっていなくともナンバープレートが識別できる車が写っていればNGになります。また、ロゴに関しては郵便局(JP)のロゴマークなど、現在はロゴが写っていたらほぼNGになるものもあります。何がNGで何がOKかの基準を掴むことが重要で、PIXTAがどういった部分に厳しくどういった部分に甘いのかを掴めれば凡ミスをしない限り審査落ちはありません。あるクリエイターは最初は通過率80%ほどでしたが、審査のコツを掴むと90%を超え、現在は99.9%以上で通過しているとのことです。

PIXTAに登録した時点での初心者は最大アップロードが30枚までと決まっています。クオリティーの高い質の素材をアップロードし続けた場合に少しづつ上限がアップします。逆に、審査で落ちる頻度が高いとアップロードの上限を減らされることもあります。

他のストックフォトサービスとの比較

PIXTAは日本市場に特化しており、国内ユーザーが多く売れやすいという特徴があります。動画の報酬単価はストックサイトの中でもNo.1で、動画1本が9,000円で売れることもあり、手取り報酬額は売上の40〜50%がもらえます。一方で、定額制での購入が多いため1枚あたりの報酬は比較的低くなる傾向があります。

Adobe Stockとの比較では、報酬が高くよく売れるという評価があります。15ヶ月間の合計収益比較では、PIXTAが60,624円に対しAdobe Stockは145,452円と2倍以上の差があったという報告もあります。ただし、Adobe Stockは競争が激しく多くのプロが参加しているため差別化が難しい点や、審査基準が他サイトに比べて厳しい点がデメリットです。

Shutterstockは毎週170万点以上の素材が追加される巨大フォトストックで、素材点数ではストックフォトの中でもNo.1の規模を誇ります。海外ユーザーへのアクセスが多く、東南アジア、オーストラリア、ヨーロッパからの利用が多いのが特徴です。ただし、「PIXTAやAdobe Stockと比べてShutterstockは単価が安く、売れる数は多いけどなかなか金額が伸びない」という声もあります。

副業でストックフォトを始める場合は、PIXTAとAdobe Stockを軸に取り掛かることが推奨されています。「最初はPIXTAと写真ACから始めるのが無難で、PIXTAは国内ユーザーが多く売れ筋も分かりやすい。慣れてきたらAdobe StockやShutterstockに挑戦し、より高単価や海外需要を狙う」というアプローチが効果的です。

動画素材販売による高収益の可能性

PIXTAでは動画素材の販売も可能で、写真やイラストと比較して報酬単価が非常に高いのが特徴です。動画の報酬単価はストックサイトの中でもNo.1と言われており、1本が9,000円で売れることもあります。

具体的には、HD1080サイズで売れた場合の報酬額は約3,960円、4K動画になると報酬額は1本あたり約7,920円になります。これはAdobe Stockの動画報酬額(HD1080で約2,805円)と比較しても高い水準です。

映像素材の販売を行うには、PIXTAのクリエイター会員登録を行い映像クリエイター審査(映像素材販売の審査)を受けることが必要です。動画は写真やイラストよりもダウンロードされる頻度は低い傾向がありますが、報酬額の高さを求める方には非常におすすめの分野です。

定額制プランの購入者向け情報

定額制プランを利用する購入者の視点から見ると、PIXTAの画像定額制プランには月3点プラン、月10点プラン、月20点プラン、月50点プラン、月100点プラン、月350点プラン、月750点プランという複数の選択肢があります。

料金例として月20点プランの場合、年間更新プランでは9,900円(税込)/月で一括払いすると118,800円となり、月々更新プランでは14,300円(税込)/月となっています。

定額制プランには未使用分の繰り越し機能があり、月毎の規定のダウンロード点数に到達しなかった場合、最大繰り越し枠を上限に翌月以降から一定期間繰り越して利用できます。また、画像定額制プランなら同じ価格ですべてのサイズの写真・イラスト素材がダウンロードでき、ベクター形式のダウンロードも可能です。

注意点として、動画、音楽素材、ブランドコレクション、一部の写真・イラストは画像定額制プランでのダウンロードはできません。これらの素材を利用したい場合は単品購入が必要です。また、各プランは購入後の途中解約はできません。

PIXTAクレジット単価と収益差についてよくある疑問

PIXTAで素材販売を始めるにあたって、多くの方が疑問に思う点について解説します。

まず、単品購入と定額制どちらを重視すべきかという点については、現在の市場環境では定額制プランの利用が主流となっているため、定額制を無視して収益を上げることは現実的ではありません。ただし、定額制の低単価を販売数でカバーする戦略が必要となるため、素材の量を増やすことが重要です。

次に、クリエイターランクを効率的に上げる方法についてですが、定額制販売でのダウンロード5回が単品販売での販売回数1回としてカウントされることを考慮すると、単品購入されやすい高品質な素材を継続的に投稿することがランク上昇への近道となります。

インボイス登録をすべきかどうかについては、適格請求書発行事業者番号を登録しているクリエイターは実質的に1クレジットあたり110円を受け取れる一方、登録していないクリエイターは段階的に換金レートが下がっていきます。現在は1クレジット=108円ですが、2029年10月1日以降は1クレジット=100円まで下がる予定です。収益規模や事業形態によって判断が分かれるところですが、この差額を考慮して検討することが大切です。

収益が安定するまでにどれくらいかかるかという点については、ストックフォトは年単位で考えるビジネスです。1年間続けても収入が100円に満たないケースもありますが、4年後に成果が見え始めて月6万〜7万円の収入を得るようになり、最終的に独立して月80万円を達成した成功例もあります。継続することが最も重要な要素といえます。

まとめ

PIXTAにおける一般販売(単品購入)と定額制販売の収益差は非常に大きく、同じ素材が売れても単品購入の方が約5倍高い報酬を得られます。しかし、現在の市場では定額制プランの利用が主流となっており、定額制を無視して収益を上げることは現実的ではありません。

クリエイターとして収益を最大化するためには、いくつかの重要なポイントがあります。

まず量を確保することです。素材数を増やすことで、定額制の低単価を販売数でカバーできます。上位10位以内のトップクリエイターは3万枚以上の素材を販売しており、素材数と収益は密接に関連しています。

次にランクを上げることです。販売実績を積み重ねてランクを上げることで、単品購入・定額制販売の両方でコミッション率が向上します。ランク1からランク6まで上がると、一般クリエイターでも22%から42%までコミッション率が上昇します。

そして契約形態の検討も重要です。PIXTAに集中できるなら、専属クリエイターや人物専属クリエイターになることでより高いコミッション率を得られます。人物専属クリエイターでランク6に達すると58%という高いコミッション率が適用されます。

最後に長期的な視点で取り組むことです。ストックフォトは短期間で大きな収益を得られるビジネスではありませんが、継続することで着実に収益を積み上げることができます。

2023年以降、PIXTAは定額制販売のコミッション率を最大30%増額するなどクリエイターへの還元を強化しています。また、インボイス制度への対応も整備されており、クリエイターが活動しやすい環境が整ってきています。ストックフォトで収益を得るには時間がかかりますが、趣味を活かしながら隙間時間で取り組める副業として、PIXTAでの素材販売は魅力的な選択肢の一つといえるでしょう。

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